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(やってしまった…！クラウディア様に、生徒会の方に、鈍臭いと思われた…！火傷をすることなんて考えればわかるでしょうソフィ！)
ソフィアは1人で脳内反省会を始める。
(クッキーに気を取られすぎて、食いしん坊だと思われたかも…！レディの風上にも置けないよ、そんなの…、またウィルに怒られちゃう…！)
ソフィアはどうやらこの一連の流れをウィリアムに説明するようだった。
クラウディアはというと、焼きあがったクッキーをお皿に移し、動揺を落ち着かせているようだった。
ソフィアは脳内での自責を一通り終わらせると「とりあえず、謝らなくちゃ！」とクラウディアを振り返る。
「「あの！」」
2人の声が重なる。
ソフィアとクラウディアは驚いたようにそれぞれの大きな瞳を見開くと、慌てて二人共が喋り始める。
「ご、ごめんなさい！声が重なってしまって、クラウディア様から、お願いいたします！」
「す、すまない、君の様子を見ずに喋ってしまった。きみの要件から伝えて欲しい」
一息で喋り始める2人は、息を切らしながらお互いに見つめ合う。
そんな様子に耐えかねて、数秒後、笑い始めたのはソフィアのほうだった。
「ふふ、なんだか、似た者同士みたいですね。」
ふわっと微笑む彼女に安心感を得たのだろう。
今までずっと動揺していたクラウディアも一息つき、釣られるように緩く笑った。
「ああ、そうだな。」
その後、袋分けされた焼きたてのクッキーを分けてもらい、ソフィアはその場を後にすることになった。
さすがにその場で頂くのは、2人の空気が保たないと感じたためである。
「本日は突然お邪魔してしまい、本当に申し訳ありませんでした！」
ソフィアはクラウディアと別れる手前、元気よく頭を下げた。そんなソフィアの様子にクラウディアはオーバーに驚きながら、目を逸らし「い、いや、いいんだ。」とたどたどしく答えた。
「このクッキーのお礼は、後日、ちゃんとさせていただきますね！」
ソフィアは顔を上げ、ニコッと笑うとその場を後にすることにした。
そんなソフィアの後ろ姿を見て、クラウディアは衝動的に止めてしまう。
「待って！」
呼びかけられたソフィアは不思議に思いながらもその艶やかな髪をふわっと靡かせ、ゆっくり振り返る。
教室に残る芳ばしい香りと、ソフィアの綺麗な瞳に、クラウディアは体の強ばりを感じる。しかし、止めてしまったからには伝えなければならない。
「きみの、名前を教えてくれないか」
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春瀬(ﾊﾙｾ)(プロフ) - 雛月いず/りぃふさん» 勝手に書かせていただいております…。ありがとうございます！頑張ります…！ (2020年12月17日 10時) (
レス) id: 41aa1a2dce (このIDを非表示/違反報告)
雛月いず/りぃふ(プロフ) - わぁっ、ソフィアちゃんとクラウディアCPのお話ですね…！とても素敵で、この先どのような展開になるのかとても楽しみです！無理をなさらない程度に更新頑張ってください…！ (2020年12月17日 7時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(ﾊﾙｾ)(プロフ) - ミヤネコさん» 報告遅くなってすいません！少しだけですがファルくんお借りしました！もう少しファルくんとは絡んでいきたいです><読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年12月6日 22時) (レス) id: 41aa1a2dce (このIDを非表示/違反報告)
ミヤネコ(プロフ) - ドミに続きファルまで…！出していただきありがとうございます！いい感じの狂いっぷりですね！ (2020年12月6日 8時) (レス) id: 81f9ac9815 (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(ﾊﾙｾ)(プロフ) - 山田中さん» ｯｽｰｰ！考えてみます！！ありがとうございます！！ (2020年12月3日 10時) (レス) id: 4abe4ade3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春瀬(ﾊﾙｾ) | 作成日時：2020年11月21日 21時
