空色のヘルメット【wrwrd】【syp】 (ページ8)

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第6話ページ8

nz.side

＿お前ほんま誰や！俺が知っとるやつにそんな奴おらんわ！＿

そんなシャオロンの声が頭の中に響いて
忘れようとしても忘れられない。

nz「ッ！＿＿フゥッ、あぁ…」

なんで、なんで…

＿俺が守ったる！＿

＿なあA、かまってーや～暇やわ～＿

＿A～！頭撫でて～！！＿

あの思い出、忘れたの？

なあ、シャオロン…

そのまま家に戻って、私は夜通し泣き続けた。

sha.side

ﾋﾟﾋﾟｯ

rb《ん、シャオロンやん、どうやった？》

いつもの仲間の声が聞こえた。

sha《……ロボロ、戦争は無しや》

rb《は？どゆことやねん》

sha《あのな……………》

俺はこれまでに起こった事を全て話した。

国王に宣戦布告しようとしたら、
もう死んでいたこと、

その国王を殺した張本人が…
ずっと探していた幼馴染だと言うこと。

その幼馴染に酷い事を言ったこと。

そして、最後に、

＿空色のヘルメットを被ってた事＿

その"空色のヘルメット"と言う単語を聞いて
ロボロが慌てたようにインカムをきった。

一応、俺は早く我々国に帰った。

nz.side

暗かった視界が段々と白く明るくなり、
意識がはっきりしてくる。

見えたのはいつも通りの木の屋根。

近くの鏡を見ると目が真っ赤に腫れていた。

nz「あ～あ……ははっ、忘れられてたか…そりゃそうだよなぁ」

そして私は気晴らしに城下街に出かけた。

nz「あぁ～、やっぱりいいね
城下街って。」

「お！Aちゃん！今日はいい野菜が
あるよ～！」

「あら！Aちゃんじゃないの！しかも
目真っ赤に腫れさせて！なんかあったの？」

nz「あ、なんでもないですよ！
お恥ずかしい事に、ちょっと夢を見て…」

「そうゆうことだったのね！なんかあったら
言ってね？」

nz「はい！ありがとうございます！」

城下街の人達は私の事を心配して、
何回も話し掛けてくれた。

nz「皆さん…本当にありがとう
ございます！」

私は深々と頭を下げた。

「いいのいいの！困ってたら助けるのが
当たり前よ！」

nz「はい！」

私は幸せ者だな～

nz「じゃ！私はこれで！」

「はいよ～！また今度！」

？「A？」