空色のヘルメット【wrwrd】【syp】 (ページ7)

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第5話ページ7

nz.side

ﾊﾞﾝ!

扉が勢いよく開く音がした。

nz「!!!」

？「国王！お前はもう…ん？」

そこには見慣れた茶髪にニット帽、
足首にはあの時の水色のミサンガがあった。

？「なんや、もう死んだんや…お前、だれ？」

…………え？

nz「…覚えとらんの？」

＿＿＿＿＿シャオロン＿＿＿＿＿

sha「…なんでお前が俺の名前知っとるんや」

そう言ってシャオロンは私にスコップを
向けた。

nz「覚えてないならいいよ」

sha「は？」

sha「……お前、ほんま誰や。俺が
知っとるやつにそんな奴おらんわ！」

nz「………………そっか、じゃあ、
さよなら」

そう言って、私は城から出た。

sha「!!!あのミサンガは…!!!」

sha.side

俺のside、初めてだよね、

あっ、せや、俺は今b国にスパイとして
おるんや。

そして今日はb国に宣戦布告する日。

何故か俺がやらなきゃいけない。

………意味わからへん

そう思いながら無駄に大きいドアを開けた

sha「国王！お前はもぅ…ん？」

そこには、国王と、国王の側近が血塗れに
なって倒れていた。

その中心には、なんだか懐かしい、茶髪に
水色のヘルメットを被った女が居た。

けど………思い出せない。

誰だ？

sha「なんや、もう死んだんや…お前、誰？」

nz「…覚えとらんの？」

覚えてる？何が？

nz「シャオロン」

は？なんでお前、俺の名前知っとるんや

sha「…なんでお前が俺の名前知っとるんや」

俺は女に愛用のスコップを向けた。

すると女は動揺した。

nz「…覚えてないならいいよ」

sha「は？」

sha「お前、ほんま誰や。俺が知っとるやつに
そんな奴おらんわ！」

nz「…………そっか、じゃあ、
さよなら」

そう言って女は窓から降りていった。

その降りて行く一瞬、女の足首にあの時に交換
しあったミサンガがあった。

sha「!!!あのミサンガは…!!!」

そうだ、あの茶髪はAや。

けど、なんでや…

なんであんなに優しいAが人なんか殺しとるんや？

sha「なんで………」

そんな俺の声は静かな部屋に消えていった