月の蝶は可憐に舞う【GO版】 (ページ2)

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両親ページ2

『お母さんお父さん!!』

『何で………』

目の前には赤い血を浴びて倒れている両親

弓月「お母さんお父さん……俺達を置いて行かないでよ…」

「君、この人達の子供かい？」

警察が話しかけてきた

『お兄ちゃん……』

私は兄、弓月の後ろに隠れた

弓月「そうです…」

「行く場所はあるの？」

弓月「…いえ
　母も父も兄弟はいないし、祖父母も………」

「じゃあ、保護私設に行くのが妥当だね」

『保護私設…』

『天馬いる……？』

弓月「天馬は…いないよ…」

『…………』

「あの保護私設は良い所だから大丈夫。
　「お日さま園」っていうんだ」

『お日さま園…』

「迎えに来てもらおうか？」

弓月「…うん」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…

《はい、お日さま園です》

「今から個々に来てほしいんだけど…沖縄の〜〜〜〜……………」

《分かりました。ヒロト達、子供たちをお任せ出来る？あとちょっとでお父さん来るわ》

《わかった!姉さん!》

《今から行きます》

ﾋﾟｯ

「よかったね、来てくれるって」

『……………』

弓月「大丈夫、兄ちゃんが守るから…」

そう言い、兄は私を抱きしめた