歌い手なんてならなきゃよかった

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『でさ！本当最悪だよね⁉』


「確かにそれは驚くかも〜」


マリ○ーの実況をしながらまふくんと喋る


もちろん今は歌い手ゆずかとして


僕とまふくんはゲーム実況


奏多は1人黙々と編集をしている









『はぁ……』


先ほどのことを思い出し本日何回目かの溜息をつく


リスナーの皆から「大丈夫⁉」の声が上がる


『大丈夫！てか、誰バナナ置いたの⁉』


「あ、僕です〜」


『ま〜ふ〜く〜ん？((黒笑』


「怖い怖い！ゆずちゃん怖いよ‼」


そんなこんなで実況をしている


時折奏多の「疲れた！」という声が聞こえるが無視









『じゃあこんくらいかな！お疲れ〜』


僕の一言で実況を終える


もちろん奏多の作業の方が終わったからだ


「お疲れ様ですそらるさん！」


「お疲れ。で、どうすんの二人は？」


時計を見ると午後12時


明日は土曜日なので学校も休みだ









『泊まってく！』「泊まっていきます！」


若干ずれたりハモったりしながら同じ返事をする


「了解。Aは浦島坂田船の皆に連絡しといて」


『御意！』


「……。まふまふ先に風呂入って来て」


僕の返事に皺を作りつつまふくんに指示を出す奏多









「そらるさん、それなんですけど……」


おどおどしながら目を泳がせるまふくん


どしたの？と奏多が聞く









「僕、着替え持って来てないです」


その言葉に皆があっ……。て、なった。

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