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17歳頃の未だ幼さの残る治君の写真をそっと出すと国木田さんは写真をマジマジと見て1つ、溜息を零した。
ポートマフィア時代のやんちゃ盛りの治君の写真である。
仕事中に着ていた黒の外套では無く、私服姿での写真なので見られても構わないだろう。
恐らく、治君は武装探偵社の社員に自ら元ポートマフィア幹部です何て事は言っていないだろうし隠しておいた方が良いと勝手に判断した。
『あの…どうかされましたか？』
どうさかれたでしょうが、一般人の治君を探している私は内情など知る由もない。
敢えてとぼけた。
「大変申し訳難いのですが、この太宰はうちの社員でして…」
『まあ…』
目を軽く開き、開いた口を覆いかぶすように手を添える。
「失礼ながら、アレとはどういうご関係で？」
『貢いでいます』
「……今、何と？」
『彼が好きで、4年程前まで貢がせていたただいていました』
ピキ、と国木田さんの眼鏡が割れる。
なんともまあ、表情の豊かな人だ。屹度、彼は普段から治君に振り回されている社員Aなのだろう。
ーーー嗚呼、同僚を振り回し陽々と笑う推しの姿が目に浮かぶ。
今は身長が伸びているだろうなぁ。
17、18歳くらいからの身長の伸びは驚異的で22歳と成った今ならば180はいっているだろう。
髪型は昔と変わらない？包帯は？交友関係はどうなってるんだろう？今も変わらず甘い物は好き？
考え出すと限りがないほど色んな事が頭を過る。
『見た所、彼は今この場にいない様子…私が居てはお仕事のお邪魔でしょう？又、日を改めて来させていただきます』
「…嗚呼、そうですね。連絡先を…」
『要りません』
そんな物無くとも、近々治君との再開は近いだろう。
『では、失礼します』
ニッコリと微笑み、腰掛けていたソファから立ち上がろうとしたその時…
ーーーー玄関口の扉が飛ばされた。
『……あー…最っっっ悪』
ポツリと、誰にも気付かれない程小さな声で私は呟き眉を顰めた。
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ユウリ(プロフ) - ねころさん» 個人的に私もそこ大好きなので(自画自賛)同じ人が居て嬉しいです〜(^^)祝日の間にあと一、二話更新出来たらなぁと思います (2019年9月16日 7時) (
レス) id: 7b452ad7ad (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ(プロフ) - 神皇音雅樂さん» 指摘ありがとうございます！深夜テンションで書いていたので全く読み返した時と分かりませんでした……ストーキング夢主をこれからもどうぞよろしくお願いします(( (2019年9月16日 7時) (レス) id: 7b452ad7ad (このIDを非表示/違反報告)
神皇音雅樂(プロフ) - 夢主の太宰への一途さが可愛すぎます。これからも更新頑張ってください。あと、32話の"人の話"が"人な話"に、"首領の話"が"首領の話し"になっています。訂正お願いします。 (2019年9月16日 7時) (レス) id: d0313e3af1 (このIDを非表示/違反報告)
ねころ(プロフ) - 潔い…しゅき…のところが好きすぎて見返しては頬が緩むのを感じます。更新楽しみにさせて頂いております。 (2019年9月16日 0時) (レス) id: ef39eb690c (このIDを非表示/違反報告)
ユウリ(プロフ) - コメントありがとうございます！応援して頂けると本当に励みになりますm(_ _)m (2019年9月10日 18時) (レス) id: 7b452ad7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウリ | 作成日時：2019年8月12日 13時
