丗伍 ページ44
煉獄side
貴「ですが、お気持ちには答えられません…」
聞き間違いはしていないはずだ
俺を傷付けないように
しかし、はっきりとそう告げられた
何が気に食わない、何がお前をそうさせる
『………………そうか…』
言葉にならない感情がとめどなく溢れてくる
心の奥に眠っていた黒い何かが暴れ出す
これまでAが誰かと話す度に蓄積されてきたもの
宇髄トハアレホド仲良ク話スノニ
頭ヲ撫デラレレバ嬉シソウニスルノニ
顔ヲ見タダケデ喜ブノニ
竈門少年トハ仲良ク任務二行クノニ
怪我ヲ心配スルノニ
鬼カラ庇ッテ戦ウノニ
他ノ奴ラト話ス時ハイツモ笑顔ナノニ
『俺では…不満か？』
貴「え……？」
『別に師範が宇髄じゃなくてもいいだろう。一緒に行く任務が竈門少年じゃなくてもいいだろう。』
貴「…で……るん…か…」
何か言っている
『？』
貴「なんで……知ってるんですか……？」
酷く怯えた顔で俺を見つめる
そのくらい知っていて当然だ
『手を借りただけさ』
貴「手を……借りる……？」
『鎹鴉と言えば分かるか？』
その瞬間一気に顔が曇る
『心当たりがあるようだな。俺がその事を知っていると何かまずいことでもあるのか？』
貴「い、いや……な、無いです」
『なぁ、あの時の笑顔を…宇髄や竈門少年に見せたあの笑顔を俺にも見せてくれないか？』
『いや、違うな。俺
どうしてそう怯えた顔をする
何故俺にはそんな顔しか見せてくれない
何故絶望に満ちた顔を向ける
俺が今求めているのは違う
そんなものじゃない
Aの腕を掴めば
「離してっ…！」と暴れ出す
何故拒む
お前は俺だけのものだ
他の誰にも渡さない
お前の目に映るのは俺だけで充分だ
顔を思い切り掴んでこちらを向かせる
あぁ、もう笑顔じゃなくてもいい
その絶望や恐怖が入り交じった顔でもいい
お前の目に映るのが俺だけであれば何でもいい
いいなぁその顔
その顔は他の誰にも見せたことがない
俺だけが知る顔だ
なぁ、聞こえるか？A
俺ハオ前ヲアイシテル
.
.
カタカナ多すぎて読みにくかったですね…((汗
すみません！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流星群(プロフ) - マロさん» ありがとうございます！そこまで言って頂けるなんて…！伊黒さんend了解です！ (2020年3月20日 18時) (
レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 何度もすみません！全員っていうのは柱とかまぼこ隊(禰豆子を除いた)12人分ってことでしょうか？理解力無くて申し訳ないです！ (2020年3月20日 18時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 初めましてマロと申します。楽しく作品読ませて頂いております！！ ヤンデレすきなので、この作品に出会えて嬉しいです笑 もし可能でしたら伊黒さんend等も書いていただけないでしょうか？可能でしたら是非ともお願いします！ (2020年3月20日 13時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 分かりました！ありがとうございます！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - アイさん» 了解です！ありがとうございます！ (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：流星群 | 作成日時：2019年12月12日 19時
