金属バットを振り回す【FGO】 (ページ33)

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「イギリスというと時計塔ですか？」
「ああ、そこのルーラー様に聞けば全部分かるさ」

面倒臭そうにブルースターは名探偵に丸投げした

「いやいや…僕も実際に通ってた訳じゃあない、貴方の方がよっぽど詳しいと思いますよ」

控えめにするのが紳士であろう？
彼はその象徴であるのでそういうのはバッチリである

ブルースターは面倒くさそうに舌打ちを一つして説明を始めた

彼女は聞いている途中何度もあくびを我慢しようとしたが悉く負けていた
ブルースターの話は単調で、面白みがないというか…先生の授業を聞いているようだった

「_____と、時計塔はこんな感じだが、分かったか？」

気づいた時には終わっていたが聞き返すと怒鳴り声が飛んでくることを予想してなるほど、と相槌を打った

ブルースターは少し自慢げだったが、彼女には正直何の興味もなかった
「その時計塔とやらで学んだ素晴らしい貴方様はもう帰ればいいんじゃないでしょうか」
そう言いたいのを彼女はぐっと堪えなるほど、とだけ答えられた彼女を褒め称えるべきだ

彼女のつまらなそうな顔を見て察したのか

「じゃあ、そろそろ帰るわ」

キャスターはブルースターを引っ張って帰ろうとしていた

「…ちょっと待ってくれ」

名探偵がそう言うと彼女の喜んだような顔は一瞬で暗くなった

ふざけるな、と今にも言いそうな彼女を押さえつけ

「何故、戦いに？」

とブルースターに質問をした