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あとはアーチャーだ
しかし名探偵は行くのに乗り気ではない
犯人の可能性が高いと言っていたにも関わらず、だ
「で?どこ」
「図書館」
「セイバーたちより近いじゃん」
だって行きたくないんだもん、と顔が言っていた
子供のようだ
彼の作者の名前を持つ子供が出てくる漫画があったが彼は全く逆だ
頭の良さというか、考え方が子供だ
徒歩で行ける距離だ
「最近は色んなところに行くね、なんか久しぶりだ」
「僕も何日も外に出てるなんて久しぶりだ」
「そういや君に子供時代とかってあったの?」
「小説にはないから多分ないんだろう」
「想像もつかないしね」
「僕が子供だったらどんな奴だろう…」
「生意気なクソガキだと思う」
「違いない」
名探偵は少し笑った
冗談の通じる奴で良かった
きっと美形のかわいい子供だっただろう
顔だけならば…
性格はかわいくもないマセガキだっただろう
想像がつく
「あ、ここだよ」
「…でかいな」
「ホームズの話もあるよ」
「残念ながら僕は自分の話を自分で見るなんて恥ずかしすぎるんだ」
「あの絶世の美女についてとか?」
「…蒸し返さないでくれ」
顔を顰める名探偵とは真逆に彼女はとても楽しそうにしていた
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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