４品目:肉汁たっぷりハンバーグ ページ6
Noside
冷たい雨が降り注ぐ、とある海沿いの喫茶店
その建物のすぐ近くの浜辺に、まだ少年の部類に入る青年が倒れていた
「お〜い坊主、大丈夫か？」
傘をさした中年の男が青年に近づき、声をかける。青年はその声に反応し、うっすらと目を開けた
「おいおいずいぶんボロボロだなぁ...よし、うちの店に来い。ここよりはましだろ」
ーーーーー
柘榴side
『...暇だな』
季節は五月。新緑が芽吹く季節でだんだんと暑くなっていく時期だ
...ほんとこの時期理由は知らねぇがなぜか暇になるんだよな。とくに夕方
カランカランッ！
レ「うっちゅ〜☆ザック！ひさしぶりだな！」
『はぁ...そのあだ名、やめてくれませんかね？作曲家さん。あとドアを乱暴に開けないでください』
名前も知らないこのオレンジの髪の青年。自分のことを「作曲の天才」と自称するから作曲家さんと呼んでいる
じゃあなんで相手は俺の名前を知っているのか？単純にそのとき来ていた客が俺の名前を言っていたのを聞いただけである
『あといい加減たまったツケを払ってください。あなたいつも財布なくして払わないんだから』
レ「今日は払うぞ！ちゃんと持ってきたからな！」
「ほら！」なんて言って押しつけられた財布を受け取りツケ代の分だけを抜いて返す
うちはぼったくりも値引きもしない主義なんでね
『で、ここまで来ておいてなにも食べないで帰るなんてことしませんよね？』
レ「わははははっ☆ザックは商売が上手いな！いいぞいいぞっその調子でどんどん儲けろ！」
『はいはい...それで注文は？』
レ「う〜ん...最近食べてないからハンバーグがいい！あっ単品でいいぞ！」
『かしこまりました。あぁそこにあるスケッチブックはなにも書いてないのでどうぞお好きに』
レ「ほんとにサービスいいな！やっぱりおれこの店大好きだ！愛してるよ！」
『それはどうも』
「霊感が湧いてきた〜〜〜！」なんて言いながら猛然と作曲する彼に呆れながら厨房に入った
『さて、早く作るとするか』
５品目:スッキリするレモングラスティー→←３品目:好きなもの乗せたお子さまランチ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カトレヤ(プロフ) - ハニーさん» すみません、勉強不足でわかりません... (2018年9月24日 21時) (
レス) id: e677d34591 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 海沿いの喫茶店と聞いたら真ッ先に珊瑚礁が出てきます（分かる人にはわかる） (2018年9月24日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
