３振り目:本丸 ページ5
宏介side
『うっ...』
目を覚まして最初に見えたのは見覚えのない木の天井
ゆっくり起き上がってまわりを見ればそこは和室の作りになっていて、格好は水色の浴衣になっていた
『！怪我がない...』
これが手入れってやつか...本当にすぐ直るんだな。てことはここは本丸か
『しっかし困ったな...基礎知識はあっても具体的なものはなに一つないぞ...』
和泉守兼定は、たしか新撰組の刀剣。てことはそれ関連の刀との仲は言うまでもない。持ち主関係で堀川国広とは確実に相性がいいだろう
.....新撰組好きでよかったな、ほんと
『？外が騒がしい...？』
勝手に部屋から出ていいものか迷うが声の大半が子どものものだと気づいて「謝ればいいか」と思い直し外に出る
厚「五虎退ー！大丈夫かー！」
五「た、助けてください...！」
秋「ど、どうしましょう！？このままだったら枝が折れてしまいます！」
乱「五虎退ー！前田たちがいち兄呼んできてくれてるからもうちょっとがんばって！」
部屋からまっすぐ先にある木の上に白いふわふわした髪の子どもが、ここから見えないけどなにかを抱えて枝にしがみついている
木の下にいるのはあの子の兄妹か...？
秋「あっ和泉守さん！病み上がりのところすみません、助けてください！」
『お、おぉ』
ピンク色の髪の子どもが切羽詰まった顔で履き物も履いていない俺の手を引いて木の下までつれていく
近づいてわかったが木の上の子が抱えているのは子虎だった
乱「ちょっ秋田！和泉守さんはダメだよ！さっきまで重傷だったんだよ！？」
『いや、もう直ってるから問題ないが...』
金髪の美少女が秋田と呼ばれたピンク髪の子を叱ってすぐだった
バキッ！！
白い髪の子の乗った枝が折れたのは
『あぶねぇ！』
すぐさま飛び出してその子をキャッチしたのもつかの間、とんでもないことに気づいた
木の側に池があることに
『くそっ悪いがちょっと我慢しろよ！』
五「えっ？うわぁっ！？」
黒髪短髪の子ども目がけてその子を投げつけ安全を確保したすぐ後
ドボーーン！！
勢いは止まらないまま俺は池に落ちた
「和泉守！！／和泉守さん！！」
...拝啓大事な妹へ
兄ちゃんの今世は前途多難です
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 697人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つるじぃ - 私的には1がいいです！頑張って下さい！応援してます (2018年10月17日 22時) (
レス) id: 5141523582 (このIDを非表示/違反報告)
サーヤ＠(プロフ) - うちは2がいいです！ (2018年10月13日 13時) (レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ丸(プロフ) - 私はカトレヤさんの思うようにしたらいいと思います！でも、どちらかと言うと1ですね笑 (2018年10月7日 9時) (レス) id: 0d2b714c98 (このIDを非表示/違反報告)
アイチ - 了解です(*｀･ω･)ゞよろしくお願いします(*´▽｀) (2018年10月6日 23時) (レス) id: 216a0586c5 (このIDを非表示/違反報告)
カトレヤ(プロフ) - アイチさん» なるほど！わかりました！解決した頃に書きますね！ (2018年10月6日 23時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
