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37曲目:必要なもの ページ3

スレイside

宗み「壊れたぁ!?」

『...正確には壊された』

身を乗り出す勢いで驚く二人に淡々と返す。イズミはそれにびっくりしてひっくり返そうになってるけど

み「壊されたって颯馬くんなにがあったん!?あの子かなり頑丈に作られとったやろ!?」

宗「喧しい!話が聞けないから静かにしたまえ!」

マ「ごめんなさいね?騒がしくて」

泉「だ、大丈夫」

『...マドモアゼル。イズミの相手をお願い』

マ「はぁ〜い♪行きましょ、イズミちゃん」

マドモアゼルがイズミをつれて下に行ったのを見送ってからまた淡々となにがあったのか話し出した

死者の都に魔道人形が入ったことに驚いていたけど二人とも落ちついて聞いていた

宗「ふむ...全身のヒビに頭部の損傷、それに右腕の破壊か...」

み「えらい壊されようやな...」

『.....できれば、黒い炎の対策もしたい。次いつ悪霊の相手をするかわからないから』

宗「なるほどな、それならちょうどいいものがあるのだよ」

シュウは本棚から一冊の本を取り出してパラパラと捲った

宗「スレイ、きみも魔法を嗜むものなら世界樹は知っているね?」

『...あたり前。もしかして、それ?』

宗「あぁ、世界樹はどんな物理攻撃も魔法攻撃も効かない代物だ。硬度はオリハルコンには劣るが、それでもそこら辺のものよりははるかに頑丈なのだよ」

『.....でも世界樹は、貴重性が高くてこの町にもない代物じゃ...まさかオークション?』

宗「察しが早くて助かるのだよ」

...こいつ、「僕はそんなところに行かないのだよ」とか言ってたくせに人には勧めるのか...

.....でも、急いでるのには変わりないし...仕方ないか

『.....そのオークション、どこでやるの』

宗「フッ...そう言うと思っていたのだよ。日時と場所はこれに書いてある。今回の件の報酬なのだよ」

『...わかった』







半分引ったくるようにしてその紙を受けとると階段を駆け降りてイズミを迎えに行った









.....いつ以来だろう、オークションなんて



「買う方」は、はじめてだな

38曲目:闇オークション→←36曲目:改めて



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カトレヤ(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます! (2018年8月10日 2時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - すっごく面白かったです!!!感動しちゃいました…。素敵なお話をありがとうございましたっ! (2018年8月9日 1時) (レス) id: e8c7ffb194 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレヤ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月28日 14時

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