第96開花:姫君と青薔薇 ページ28
年が明けてから... 夢ノ咲学院 1-B 桃李side
忍「たたたっ大変でござる〜!」
ゆ「どうしたの忍くん?」
うるさいなぁ...いや仙石はパニクるといっつもうるさいか、でもなにをそんなに?
忍「拙者が教室に帰ってくるまでに見てしまったのでござる!あんず殿以外の女性がここにいるのを!」
司「お姉さま以外の方が...ですか?それなら入り込んだ普通科の生徒では?」
忍「私服でござったから生徒ではないと思うでござる。それに椚先生が案内のようなものをしていたから多分ちがうでござるよ」
光「ね〜ちゃん以外にもう一人プロデューサーが増えるんだぜ?すっげ〜んだぜ!」
どうでもいいよそんなこと...いまのボクにとっては弓華が元気なのかが一番気にしてることで
忍「さすがにそれはわからないでござるが...でも紺色の髪のものすごい美人さんだったでござる!」
桃「!?」
話に入らなかったボクはほぼ無意識に立ち上がると仙石に対して詰め寄った
桃「どこ!?その女どこに行ったの!?」
忍「うえぇ!?多分応接室の方だったと...」
桃「わかった!」
場所を聞き出したボクは慌てる司とゆうたの声も聞かないで教室を飛び出した
ーーーーー
応接室... 弓華side
「アポを取って来てくれたのはありがたいですがこれから授業がはじまるので終わるまで待っていてください」
なんて言われて紅茶飲みながら待っている弓華です
にしても五十分くらい一人で待つのか...いやまぁ突然だったからいいんだけども
ガラッ!!
『んぐふっ!?...坊ちゃま!?』
突然開かれたドアに驚いて紅茶を喉に詰まらせたけど、ドアのところには坊ちゃま...桃李さまがいた
桃「やっぱり、弓華だ...!弓華〜〜〜!!」
『わっと...!?』
「あのとき」と同じように、半泣きの桃李さまは私に抱きついてきた
桃「もう弓華のバカ!弓弦から話聞いてすっごい心配したんだからね!?」
!...そっか。私は、Edenのみんなだけじゃなくて...離ればなれになった桃李さまにまで心配をかけてしまったのね
『...すみません、ご心配をおかけしました。でも、私はもう大丈夫です。「桃李さま」』ニコッ
桃「!...そっか。弓華、約束守ってくれて...ありがとう」
約束...?...あぁ
ーーー『大丈夫、弓華は少しお暇を出されたものとお思いください。二度と会えなくなるわけではありません...また、会えますとも』ーーー
...覚えていてくれたのね、あんな...保証のない約束を
.....ありがとうございます、桃李坊ちゃま
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カトレヤ(プロフ) - 富士急愛好家さん» コメントありがとうございます!番外編の件ですが少し考えさせていただきます(名前変えましたが本人です) (2018年8月31日 13時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
富士急愛好家(プロフ) - この作品大好きです!もしよかったら茨と弓華の恋模様の番外編もお願いします! (2018年8月16日 10時) (レス) id: fdeaaa360a (このIDを非表示/違反報告)
フラン(スマホ)(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品が完結してちょっぴり寂しいです。更新されるたびに、楽しく読んでました。完結本当におめでとうございます。ほかの作品でも、頑張ってください。 (2018年5月30日 7時) (レス) id: a7d0bc1538 (このIDを非表示/違反報告)
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