27 なぜなら俺は １ ページ18
真昼side
面倒くさがりで、いつも家でゴロゴロしてて、ポテトチップスとカップラーメンが好きで、ただのニートみたいな吸血鬼
めんどくせーとか向き合えねーって言いながらいつもみんなを守ってくれた
『クロ...なんで...？何が起き...』
ヒ「...「怠惰」のサーヴァンプが球になった...？どうなって...」
ヒガンが私に向かって手を伸ばして来たのに対して反射的にリードを出そうとした...でも
ぎゅるんっ
リードは、球の中に吸い込まれてしまった
どうしよう、どうしよう...！この状況でどうやってリヒトさんをつれて逃げれば...
リヒ「てめえはいま俺と戦ーﾔーってんだろうが」
リヒトさんは私とヒガンの間に入って立ち上がった
『リヒト...さん...』
ヒ「...もう腕も上がらないだろうピアニストくん。オジサンは「ここ」で君を殺すつもりはないんだけどなあ。君がそこまで彼女を庇う理由なんて...」
リヒ「うるせえよ、理由なら簡単だ。なぜなら俺はピアニストだからだ。聴衆がいなきゃピアニストでいられねぇだろうが、腕が上がらないことなんてピアノが弾けない理由にはならねぇ」
リヒトさんはリードから具現化させたピアノを地面に出現させて、笑った
ヒ「...素晴らしい創造性。守るものがある方が強いタイプには見えなかったんだけどな。...強い目だ、描きたいな。年甲斐もなく燃え上がってしまいそうだ」
ーーーーー
...体が動かない。なんで私は...リヒトさんに庇われたままただ座ってるの
切れ切れの音楽と炎の合間、リヒトさんが私に言った気がした
リヒ「お前は何しにここへ来た？」
...ダメだ。だって私は強くない、自分の力だってよくわかってない...何もできない...！
リヒ「「自分にできる何かをしたい」じゃねぇ、「自分は何をしたいか」だ。「何者になりたい」じゃねぇ、「何者になりたいか」だ」
！！...
ヒ「うーーん、しんどい。君は強いな。オジサンも疲れてきたし、当初の目的だけ達成して帰るとしようかね、致し方なし」
気絶して倒れたリヒトさんを拾い上げようとしたヒガンが目に入ったとき、
私は、ほぼ無意識に指を鳴らして叫んでいた
『あああああああああ！！！』ﾊﾟﾁﾝｯ
ズガガガガガガ！！
ヒ「！？」
リヒトさんとヒガンを遮断するよう壁のように現れたオレンジの水晶を確認して、球をパーカーのポケットに押し込んでリヒトさんの元へ走った
『リヒトさん少しだけがんばって！ここから逃げますよ！！』
リヒ「あ...？」
私がいま何をしたいか...
こんなにも勇敢で強い天使を、あんなやつに拐わせたりなんてしたくない！！
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ミツ - 久しぶりに見たら、ハマりました！ヒロインちゃん可愛いし、これからどうなるか気になります！続き楽しみに待ってます！ (7月15日 12時) (
レス) id: 0c597de051 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月26日 23時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月13日 9時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆら - とても面白かったです！一気に読んでしまいました(*´ω｀*)素敵な作品ありがとうございます！ (2018年5月19日 7時) (レス) id: e3470553d7 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - クロカワイイ^ ^ (2018年4月24日 23時) (レス) id: b60e3eafa2 (このIDを非表示/違反報告)
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