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26歩目:神の実力 ページ29

時雨side

ドドドドドドッ!!

『っ!?...だぁ〜くそっこっちに不利すぎる!』

蛇神の口から次々と吐き出される水球を空中に飛んで避ける...あれ喰らったら骨の一本は折れるな

レオのことは司が守るから問題ない。凛月も嵐も、弱くはない

蛇神の目に正気の光がないなら、多少の勝機はあるかもしれない...!

レ「おれが突っ込む!お前ら、援護頼む!」ダッ

『無理したら回収するからな!』

一人走り出したレオに狙いを定めた蛇神は口から大量の水を光線のように発射した

ドバァァァァァァ!!!

司「ただ水を吐き出すだけでは、芸がありませんよ!」

凛「水だから火の威力は落ちるけど...二人分なら多少はマシになるよね♪」

嵐「アタシ本当は戦闘は得意じゃないんだけど...今回は別よ♪」

その水を、司の花吹雪と凛月と嵐の業火を俺の突風で強化したもので相殺したスキを突いて、レオは一気に蛇神の喉元に飛び込んだ

レ「こんのっ喰らえ!!」

ザンッ!!

普通の武器では、妖怪の類いに傷なんて負わすことはできない

レオの持つ刀は、悪しきものを浄化する桜の神の加護を受けた神刀と呼ばれるものだ

大抵の妖怪相手なら敵なしのその刀でも

ブシュッ...

レ「なっ!?」

蛇神の表面の皮...少しだけ血が出る程度の傷を負わせることしかできなかった

レ「ごぼっ!?」

凛「王さま!」

『レオ!!』

ドガッ!!

おそらくレオを溺死させるために水球に閉じ込めた蛇神の顎あたりに蹴りを入れ、その勢いで水球からレオを引っ張り出した

レ「げほっげほっ!助かった...」

『もうちょっと堅実な攻めはできね〜のかお前は!』

ゴゴゴゴゴゴ...!

司「?なんの音ですか...?」

突然の地鳴りと大気の揺れに俺はレオを抱えたまま空中で止まり、地面にいた三人も一ヶ所に固まり周囲を警戒する...



それが間違いだった



泉「集まる...っダメっ!来る...下!!」

『「!?」』

ドバァァァァァァン!!!

遠くの岩影にいた泉の言葉通り、地下から間欠泉とほぼ同じ勢いで水柱が何本も立ち上ぼり


俺たちは露骨にそれを喰らってしまった

27歩目:思わぬ手助け→←25歩目:vs白大蛇



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Hikaひかり(プロフ) - かっちゃんおひさーわいわい雑談の方にコメントしたからみてちょ♪ (2017年12月30日 18時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月9日 23時

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