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11歩目:UNDEADの森 ページ13

次の日... 時雨side

凛「ねぇし〜ちゃん...いまさら逃げないからさぁ縄ほどいてよ〜」

『いまほどいたらお前落ちるぞいいのか』

泉「高い...!すごい...!」キラキラ

言った通り俺たち三人はUNDEADの森へと向かっていた

...じつはUNDEADの森は歩くと二日はかかるんだ。え?じゃあどうやって向かってるんだって?

飛んでるんだよ、俺の羽で

いまの俺の姿は山伏の衣装を黒くしたような格好をしていて、背中には黒い烏の羽が生えている

俺は、烏天狗の先祖返りなんだ。だから妖怪と人間、両方の姿を取ることができる

そんで泉を片手で抱えて、逃げないように縄で縛った凛月を持ってるってわけだ。ちなみに術を使ってるから俺たちの存在は地上にはわからない

『...見えてきた。降りるぞ』

豊かな緑が生い茂る広範囲に広がる巨大な森

その入り口には神聖な場所だということを表すかのように鳥居が置かれている


ここがUNDEADの森だ

凛「あ〜...また来ちゃった...」

『ほら、行くぞ。泉、自分で歩くか?』

泉「ん...がんばる」

ーーーーー
UNDEADの森最奥部...

泉「...わぁ」

『お〜...相変わらず立派な古木だな』

森の最奥部には寿命を終えた巨大な古木が鎮座している。これがこの森の木々の主だ

...まぁここ全体の主はちがうけどな

「あ?また来たのかよリッチ〜」

凛「うるさいよコーギー、いやいやだから」

「!懐かしい人もいるな。ひさしぶりだ、時雨さん」

『おっす、ひさしぶりだな晃牙とアドニス』

古木の枝の上にいきなり現れたのは山犬の大神晃牙と鬼熊の乙狩アドニス

ここの主の、庇護下にいる妖怪たちだ

『泉、こいつらは大丈夫。顔が怖いだけでいい奴らだから』

晃「誰の顔が怖いだ誰が!」

ビクッ
泉「っ!」サッ

凛「ちょっとうちのセッちゃんいじめないでよね〜」

ア「大神、弱いものを怖がらせてはダメだ」

晃「だあ〜〜っ!なんなんだよてめ〜ら!」

『はいはい...お前ら、零は?まだ寝てんのか?』

零「起きておるよ」

古木のうろから出てきたのはきらびやかな黒を基調にした着物に、凛月と同じ赤い、でも凛月より長い角を生やした...鬼

零「おやおや...めずらしい客じゃのう。我輩になんの用かえ、時雨」


こいつがこのUNDEADの森の主、朔間零
鬼神の血を引く、正真正銘の神の子だ

年齢詳細→←10歩目:起こる異変



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Hikaひかり(プロフ) - かっちゃんおひさーわいわい雑談の方にコメントしたからみてちょ♪ (2017年12月30日 18時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月9日 23時

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