act9.解除 ページ9
「あッ…此処じゃ無いか？？」
然う言ったレンの視線の先には魔術師街でも一際大きな家が建って居た。
「そう…みたいですね、」
ミオも次いで頷く。玄関の方を確認するとレンに告げた。
「此処がこの街で最も力を持った魔術師、ウルドさんの家みたいです…」
「ウルド…？なんか何処かで聞いたコトが有る様な…」
「え、若しかしてお知り合いですか？？」
「いや、そんな筈は無い…俺はお前とお前の親父含めて5．6人位の人間としか名前知り合う程の関係じゃ無かったからな…」
「そ、そうなんですか……」
「まァ。取り敢えず行こうぜ？？」
「あ、はい！」
そう言って二人は魔術師、ウルドの家に足を踏み入れた。
ーーーそれが失敗だった。
「ーーッ！？！？」
「レンさん！？」
突如レンの身体に走る衝撃。そして次の瞬間レンの身体が眩い光に包まれた。
「こいつは…まさか！？」
レンの姿が直視出来る程に為ったと同時にミオは驚愕した。
「レンさん…龍の姿に……、！」
「クッソ…マズイ、」
竜化した自身の姿を確認したレンが呟いたその時だった。
「会いたかったぞレン・リヴィエール！」
先程入ろうとして居た建物から一人の男が現れた。
「貴方は！？」
ミオの問い掛けにその男は余裕そうに対応した。
「あぁ。君の言いたいコトは分かるよ…私こそがウルド。ウルド・リズフレアだ。」
「ウルド…？てめェが…」
「悪いが入り口に解除魔法を仕掛けさせて貰ったよ…其れよりレン。何だ君は？まるで僕のコトを忘れてしまった様な口振りじゃないか。」
「え、レンさん知り合いじゃ無いって…」
「あぁそうだ。コイツとは初対面の筈…」
驚いた様にウルドが問い掛ける。
「な…ッ！？罪竜の件、真逆忘れた等とは言わせないぞ！？」
「だから何のコトだって！！」
その時だった。レンは辺りを見渡し、驚愕した。自分を取り囲む魔術師達の群れ。レンの変身魔法が解除されたコトで、竜殺しを狙う魔術師達が集まって来たのだ。
「これは…ッ」
焦りを見せるレンにウルドが言い放った。
「やっと気が付いたかレン・リヴィエール…其れでは魔術師街VS輪廻の竜、開戦と行こうか！！」
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ゆみる(プロフ) - 応援有難うございます、感謝感謝です♪此れからも頑張って行きたいと思っています、宜しくお願いします！ (2016年3月8日 15時) (
レス) id: 0e088220ea (このIDを非表示/違反報告)
露音 - こんにちは！とっても面白いと思います！魔法系大好きです！応援してます！ (2016年3月8日 14時) (レス) id: abb7292bcd (このIDを非表示/違反報告)
ゆみる(プロフ) - 有難う御座います！満足して頂ける様な作品が書ける様、日々努力して行こうと思って居ます…;^_^A (2016年2月27日 21時) (レス) id: 0e088220ea (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - スピード感がありとても面白かったです。展開を楽しみにしていますね！ (2016年2月27日 21時) (レス) id: 992ea4a363 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみる(プロフ) - コメント有難う御座います、これからも更新頑張ります_♪ (2016年2月27日 14時) (レス) id: 0e088220ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆみる | 作成日時：2016年2月27日 14時
