163話 ページ28
慧「…ちゃん……Aちゃん！」
A「…ん…」
私は眠りから起きた
A「………は！今何時ですか！？」
慧「大丈夫だよ笑笑 ちゃんと1時間前！」
A「ありがとうございます、起こしていただいて…」
慧「いえいえ笑 少しは疲れとれた？」
A「はい！軽くなった気がします！」
慧「そっかそっか、ならよかった！」
A「私もいろいろと準備しますね！」
そう言って立ち上がった瞬間、足元に黒の服が落ちた
…パーカー？
A「あの…これ、どなたのですか？」
大貴「え、それAのやつじゃないの？笑」
涼介「なわけねぇだろ笑 こんなでかいサイズ着るか！笑
オーバーサイズにしても、女性用だったらもうちょい小さくない？」
大貴「…たしかに笑」
宏太「あ、もしかしたら、裕翔のかもよ。
俺らが楽屋出て戻ってきたらAさんの近くに裕翔いたから」
A「そうですか…中島さんが…」
裕翔「ヘアセット終わりー、次だれ？」
中島さんがメイクが終わって帰ってきた
A「中島さん！これ中島さんのですか？」
・
裕翔「ん？……あぁ、うん」
A「そうだったんですね！
わざわざ、ありがとうございました！！」
中島さんの人柄がわかってきてなんだか嬉しい
裕翔「別にいいよ。 そこ置いといて！」
A「あの…これ洗濯して返します。」
貸してもらったのにそのまま返すのは、申し訳ない…
裕翔「え！ いいよ？」
大貴「そ、そうだよ！ 少し使っただけでしょ？」
A「でも、礼儀は礼儀なので…笑」
裕翔「いいって言ってもたぶん、洗ってくるんでしょ笑
うん、わかった、よろしく笑」
A「はい！次会った時にはお返しします！」
裕翔「了解」
圭人「あ！そうそう、これ見てみたんだけど」
A「はい」
これと言って差し出してきたのは私の英語のプリントだった
圭人「なんかわかんないとこあったら教えるよ！一通り見たし！」
慧「俺が頼んどいたの笑
少しでもはやく終わった方がいいでしょ？」
A「すいません、ありがとうございます！」
今日は伊野尾さんの優しさに気づけた1日だった
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作者名：柚姫 | 作成日時：2019年5月2日 23時
