160話 ページ25
八乙女さんと話し終わって楽屋に戻った
宏太「おかえりー、スタッフさんと話できた？」
光「うん！」
薮さんにも内緒にしてくれるんだ。
八乙女さんって本当に気遣いできる人だな…
侑李「あ、そろそろリハーサル行かなきゃじゃない？」
涼介「ほんとだ。行こー」
私も皆さんのリハーサルを見に行こう
そう思っていると
大貴「え！？みんな出るのはやくない！？
俺も行かなきゃ！
……うわ！！」
有岡さんが椅子の上に置いてあった私のバックを倒した
大貴「あー！ごめん、A！！」
有岡さんが急いでるのに駆け寄って拾おうとしてくれた。
だけど…
A「拾わなくて大丈夫ですよ！リハーサル行ってください！みなさん待ってますから！」
大貴「うぅ……まじでごめん！！ありがと！」
A「はい！」
私が自分のバックに中身を戻していると、
数学と英語のプリントが出てきた
A「あ……忘れてた」
これやんなきゃいけなかったから持ってきたんだっけ…
時計を見るとまだ私のリハーサルまで時間があった
やりたくないけど、やるか…泣
・
・
私が黙々と机に向かって数学を解いていると
裕翔「ねぇ、次リハーサルだって。」
A「え！」
気付かぬうちに結構時間が経っていた。
A「すいません、ありがとうございます！」
急いでステージに向かってリハーサルをして、楽屋に戻った
すると、私が座っていたところに伊野尾さんがいた
近づくと、私の数学の教科書を手にしながらプリントを見ていた
慧「あら、リハお疲れー」
A「それ…」
私は教科書とプリントを指さした
慧「あぁ笑 なんか懐かしいなって思って！笑
ねぇねぇ、隣で解くの見ててもいい？」
A「はい」
…なんか緊張しちゃうな笑笑
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作者名：柚姫 | 作成日時：2019年5月2日 23時
