伏黒さん家 【呪術廻戦】

ビデオ ページ20

甚爾side



『うおーー！ほこりまみれー！』

恵「あんま出しすぎないでよ」





押し入れの方から2人の声が聞こえてきたので見てみると何かを掘り出していた。




『…あっ、おとーさん！コレ見たい！』

「んだこれ」


Aが渡してきたDVDには年と日付のみが書いてあった。









「私の宝物、甚爾くんが増やしていってね。」










あぁ。そうだった。









すっかり忘れていたがそんなことを言ってた気がする。






もともと写真とかビデオとか、形に残るもので思い出を作っていたあいつが恵が腹の中にいるってわかった日からほぼ毎日撮っていた動画だった。





丁寧に左から古い順に入っていてあいつ(伏黒ママ)の字で書かれた最後の日付はAの誕生日の4日前。


その日からたまーに思い出した俺が撮ってたりしたんだっけか。

ココ最近は全くと言っていいほど忘れてたけど









「懐かしーもん掘り出したな」

『これなんのビデオ？』

「お前らのちっせぇ頃の動画。恵の初おもらしのもあるぜ」

『え、見たい！！』

恵「見なくていい」

「減るもんじゃねぇんだからいーだろ?」



と言ってつんつん頭を撫でるとこちらを睨んできた。


ほんっと俺に似たよなこーゆーとこ。





恵「___てか、なんでこんなのがあるんだよ」

「お前らの母さんが好きだったんだよ。動画撮るの」

『え！おかーさん！！』




そう言って目を輝かせるA




Aが物心着く頃にあいつはもういなかった。
記憶にうーっすらあるぐらいだから気になるのだろう、お母さんという言葉に興味津々だ。






「…よし、見てみるか」

『やったあー！』









_


「何でこんなもん集めてんだよ」

「いーのいーの！…………………恵とAが大きくなったら一緒に見なよ。もっと2人が好きになるから。」

「どーだか」

命名→←授業参観当日

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