人 質 【4】

Ep.１６６ ページ25

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「うわ〜お寿司美味しそ〜･･･」




ふらり、やってきたのは堀部瑠奈。




「え、もしかして･･･堀部！？」

「･･･そうですけど、」

「めっちゃ美人になってる〜！」

「マジかよ今日イチのサプライズはここだったかーッ！」




高校生の頃は可愛らしかった堀部は、大人になって色気も増し、美人へと成長していた。




「逃した魚はデカかったな･･･」

「あぁ･･･。
てかなんだよそれそんなんじゃねぇし！
それを言うならお前だってなぁ！！」

「俺はちゃんと告って振られたぜ？」

「お前いつの間に･･･！！」





「え、西崎じゃん久しぶり〜！
スーツアクターになったってほんと？」

「うん、ファイター田中さんの下についてる」

「え、すげぇ！！」

「ちょちょ、インドアのお前が何でだよ颯真〜」

「カッコよかったじゃんッ」




西崎颯真は、スーツアクターに。





「やっほ〜」

「お、安心安定の諏訪軍団！」

「なにそれ〜。てか別に軍団じゃないし」

「お前ら！
別れたとかサプライズねぇだろうな〜？」

「あるわけねぇだろ、極めて順調だよね〜？」

「ね〜ッ」




水越涼音、中尾蓮のカップルは相変わらず順調で。





「そいえば唯月！
雑誌のグラビア見たよ、綺麗だった〜！」

「ありがとー！」

「見た見た！」

「本当？ 事務所変わってコツコツやってる。
･･･ぶっきーにも見せたかったんだけどな、」




諏訪唯月は、事務所を移籍して芸能活動を続けている。


･･･その視線は、教卓に置かれた遺影に向けられて。





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