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Ep.88 ページ41

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『───・・・い゙・・・ッ、』




頭が痛い。


先生に殴られたからか、泣きすぎたからか、寝すぎたからか。

おそらく全部が相まって、尋常じゃないくらい頭が痛い。




『・・・・・・ゔー・・・』




皆の話し声が頭に響いて仕方ない。


机に突っ伏して痛みに耐えてると、誰かに肩を叩かれて。




「A、ちょっとだけいい・・・?」

『さくら・・・、』




さくらが、私の席の傍に立っていた。




『んー・・・、ちょっとだけね、』




さくらの席にいた香帆と一緒に、話を聞かされる。




「・・・昨夜、下の階から声が聞こえたの。
あれは多分、里見くんの・・・」

「だから夢だって」

『さくら、それほんと・・・!?』

「・・・いや、それで里見達の生存を主張するのは難しいな」




私達の話が聞こえたらしい逢沢くんが、話しかけてきた。

・・・やっぱり、さくらの思い過ごしかな。


わかんない。今は正直、頭が痛くてなんにも考えられない。




『・・・ごめん、頭痛いから席戻って休むわ』

「あ、うん。大丈夫・・・?」

『大丈夫大丈夫、』

「昨夜相当泣いてたから水分摂りなよ」

『・・・ありがと逢沢くん、』




教卓に置いてあったお茶だけもらうことにして、自分の席に戻った。

ひとくちだけ飲んで息をつき、また休もうと机に腕をのせたとき、甲高い声が頭に響いた。




「だから離れてって言ってんの!」

「そんな言い方しなくてもよくない・・・?」

「・・・どしたの、」




顔をあげると、愛華が華ちゃんを睨みつけてるのが目に入った。




「・・・私のこと、臭いって・・・」

「・・・は?」

「新陳代謝が活発って言ってもらっていいかなぁ!?」

「だから動かないでよ!!」




───ガンッ!!




思わず、愛華の机を蹴りあげた。




『・・・クソ鬱陶しい。
しょうないことでキャンキャン騒ぐな、ガキか』




愛華の胸ぐらを掴もうとした私の腕を、須永くんが掴んだ。





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しぃも(プロフ) - りんさん» 返信遅れて申し訳ないです。 “ しぃも ” で作者検索していただければ出てくるかと思います。 何かしらのバグが起きたらしく、なぜか私の作品じゃない扱いになっておりまして、、(笑) お手数おかけしてすみません! 目を通して頂いてありがとうございます。 (4月6日 23時) (レス) id: 1ee6008b97 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 人質1が見つからないです(泣) (4月3日 23時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
◎SaE(プロフ) - いつも拝見させていただいてます!字体変えたらシリアス度増し増しですね…!更新応援してますっ (2月5日 8時) (レス) id: 522d62b950 (このIDを非表示/違反報告)
saya - 続き、早く読みたいです。 応援してます (2月1日 20時) (レス) id: bb5437bc9e (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - あんれぇ〜?こんな所に崇める事しか出来ないほどの最高小説があるぞぉ〜?←いやもうね、最高w凄い面白い!これからも頑張ってください! (1月25日 1時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぃも | 作成日時:2019年1月16日 4時

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