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「───ッ！！〜･･･！──〜！！」
理子ちゃんと歩いてると、中庭から怒鳴り声。
『新入生が喧嘩してるのかな』
「どうだろうね？」
三橋さんがよく喧嘩売られてるみたいだから、理子ちゃんは心配らしい。
ちょっと見に行ってみよっか、と中庭に足を進めると。
『────佐川さんッ！？』
3人がかりで佐川さんを袋叩きにする新入生の子達。
「なにやってんの三ちゃん！」
『あッ理子ちゃ────』
「コラ！皆で卑怯じゃないの！」
さすが、理子ちゃん。
私が入る隙もなく、あっという間に新入生3人を叩きのめしてしまった。
『･･･わぁお。
だ、大丈夫ですか佐川さん』
「すいません理子さん、Aちゃん･･･」
「三ちゃん！こういう卑怯な人達は別よ！」
──── パチパチパチ･･･
理子ちゃんのかっこよさに、周りの新入生の子達は拍手喝采。
私も拍手しちゃったよ。
「さぁ、サ店行こっか」
「･･･ず、ズルいぞ理子騙しやがったな！
人気を独り占めせんがために･･･！」
「ち、違うわよ！何よその目は〜」
佐川さんと、理子ちゃんに叩きのめされた子達を起き上がらせる。
「きっと三橋さんの彼女なのよ、可愛いし強いし」
「彼女じゃねェ！！！」
突然の大きな声に肩が跳ねた。
「こいつはな、ただのボケナスだ！」
「ボケナスってなによ！」
『お、落ち着いてふたりとも･･･』
「じゃ詐欺師だ！詐欺師詐欺師詐欺師詐欺師──」
「何言ってんのよ！！」
「なんだこの──･･･あッ」
み、三橋さんの手が理子ちゃんの胸に･･･。
「 やめてぇぇぇええ！！！！！ 」
理子ちゃんは咄嗟に投げ飛ばしちゃうタイプなんだね･･･。私は全力で逃げたけどね。
「ご、ごめん三ちゃん大丈夫･･･？」
「すごいわ、裏番なんだわ！」
「三橋さん投げた･･･」
「やだな、違うわよ･･･！
今のは三ちゃんが思いっきし油断してて･･･」
弁解しても、もう新入生のハートは理子ちゃんのものに。
「三ちゃんが私より弱いわけないじゃない！」
「そんなに強いのに優しさを忘れないなんて･･･」
「･･･ッね、三ちゃん！
前に試合したとき、私負けたもんね･･･？」
必死に理子ちゃんが聞いても、
三橋さんは上の空で歩いていってしまった。
「あーあ、怒っちゃった･･･」
『大丈夫かな、今井さんに八つ当たりとかしそうだな･･･』
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らぶ - 続き、早く読みたいです！！！ (2019年8月18日 22時) (
レス) id: bd27da3d76 (このIDを非表示/違反報告)
らぶ - 本当に素敵な小説です！！私、今井さん大好きなのでいつも妄想しながら読んでます！ (2019年8月18日 22時) (レス) id: bd27da3d76 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - すごい面白かったです！続きが気になってます。 (2019年8月9日 2時) (レス) id: fcdce8f117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃも | 作成日時：2019年4月28日 20時
