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Ep.102 ページ8

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とんでもない形相で、私めがけてまっしぐらの剛田先生。




「今度は見逃さんからなァァア!!!!」

『・・・ッ』




あまりの恐怖に声も出ない私を後ろにやって、一歩前に出た片桐さん。




「・・・お前ら、やれ」




他の生徒さん達にそう指示して、片桐さんと相良さんは私の前から一歩も動かない。




『・・・あの、』

「あ?」

『ありがとうございます、』

「気にすんな。
・・・ありゃ極制会の剛田・・・噂にゃ聞いてたが強ェ野郎だな」

『・・・うちの先生なんです。
私、目を付けられてるみたいで・・・』

「カタギのお前ェが元ヤクザに目ェつけられるたァ、何しでかしたんだァ?」

『何もしてません・・・ッ』




・・・あ、ヤシの実投げたから?
でも、あれは上手くごまかせたはず・・・。

もしかして今、千葉最凶の開久高校の人達といるから・・・!?

少し前に紅野さん達も揉めたから・・・?


だめだ、思ってたよりも心当たりが多くてわからない。




「ワレが頭かァ!!」




相良さんと片桐さん以外の開久さん達を、ものの数分で倒してしまった剛田先生。
・・・やっぱり、本当に強い・・・。




「・・・あァ」

「ウチの学校にも、お前ほど骨のある奴がいればなァ・・・。なァ佐野?
ふざけたガキばかりだよなァ?お前も含めてよ」

『・・・ッ、』

「こいつは巻き込まれてるだけだろうがよ。
ふざけたガキってのは三橋と伊藤のことか?」

「知ってんのか、俺に殴られて1発で大人しくなったシャバ僧をよォ?」

「ンなわけねェだろ!!」




そう声を荒らげた片桐さんは、私を相良さんの後ろにやったかと思うと剛田先生に殴りかかって。




『・・・片桐さんッ』

「まぁそう焦んなって。
・・・絶対近付くなよ」




とん、と私の肩を叩いた相良さんは片桐さんに気を取られてた剛田先生に思いっきり飛び蹴りをかまし、目潰し。




「ッぐぁぁあ・・・!!」




・・・卑怯さは、三橋さんに引けをとらないかもしれない。




「おい!ヅラかるぞ!!」

『わッ、』




クンッと思いっきり手を引かれ、気付けば全力で走りだしていた。




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ゆずは(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。今回のお話もとてもよかったです。これからも応援しています! (2019年4月17日 3時) (レス) id: 4a89377b71 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とても楽しかったです!!!私は片桐くんも個人的に好きなので、お時間あれば片桐くん落ちも作って欲しいです!!これからも頑張ってください(*^^*) (2019年1月20日 11時) (レス) id: 7b4882295e (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 番外編とっても楽しみです!これからも頑張ってください(*´ω`*) (2019年1月20日 10時) (レス) id: 732519457a (このIDを非表示/違反報告)
ねくらげ(プロフ) - これからの展開がめっちゃ気になります…!( *゚A゚) (2019年1月19日 11時) (レス) id: 7a5491ad26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぃも | 作成日時:2018年12月31日 10時

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