6.木曜日放課後__2 ページ7
#木曜日 #放課後 #雷門中図書室
風丸 : Aはさ､何で図書委員やろうと思ったんだ？
先週も面倒くさがりって言ってたのに｡
A : あぁ…､立候補者がいなくて､担任が
"部活に所属してない者ならまだ負担は軽いだろ"
って言い始めちゃって…私がやる羽目に…
風丸 : …なんだかAらしいな｡
風丸が呆れ気味に呟く｡
"風丸くんに出逢えたから､図書委員もいいかも"
なんて､心の中で呟いていたA｡
A : 風丸くんはなんで図書委員に？
風丸 : Aと同じ｡誰もやりたい奴いなくてさ､
話し合いが進まないから､俺がやろうかなって思ったんだ｡
A : やっぱり真面目だなぁ…｡
風丸 : そんな事ないよ｡俺だって…
風丸の話を遮ってAが話す､
A : じゃあ､そんな真面目くんにお願い｡
風丸 : なんだよ…
A : 誰か来たら起こして？それまで寝る｡
風丸 : はぁ？？
A : だって昨日夜中まで宿題してたから…
風丸 : あのなぁ…
A : ってことで､よろしく〜
風丸 : あぁ、おい！
風丸が起こそうとした時には､もうAは
カウンターに伏せて寝ようとしていた｡
風丸 : 仕方ないな…
そう言葉を残して､風丸は陸上の本を取りに行く｡
戻ってきた時にAは既に眠りについていた｡
今までちゃんとAの顔を見なかった風丸だったが､
Aが寝ていたからか､風丸はAから目が
離せなかった｡
長いまつ毛に､少し桃色に色付く頬､白い肌…
風丸は不覚にも"可愛い"と思ってしまった｡
"ばっ…バカ､何考えてるんだ俺は…"
頭に浮かんだ"可愛い"を揉み消して､
陸上の本に目をやった｡
でも…
"ダメだ｡集中できない…"
"どうしちゃったんだ俺…"
横で机に突っ伏して寝ている少女が
気になって仕方がない｡全く集中できない｡
その時…
A : ……寒っ…
Aがそう呟いたのだ｡
寝言なのか本心なのか分からなかったが､
考えるよりも先に体が動いた｡
カバンの上に畳んである風丸の学ランを､
Aに掛けてあげた｡
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みふう(プロフ) - うるさいうさぎさん» 初めまして!!そう言って貰えて嬉しいです〜！実はこの作品作り､語彙力を上げるために始めたものでして…｢文才見習う｣は､本当に最高の褒め言葉です(泣) 本当に､お互い体に気を付けましょう(汗) (2020年4月23日 6時) (
レス) id: a9024bfef6 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいうさぎ(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品、すごく好きです。風丸くんがすごくかっこいいです！かっこよすぎてきゃっきゃしながら携帯放り投げてしまいます。この文才見習います。これからもがんばってください！！某ウイルスには気を付けて下さい！ (2020年4月23日 6時) (レス) id: d8fc061977 (このIDを非表示/違反報告)
みふう(プロフ) - blackさん» 初めまして!!そうだったのですね､私の作品がきっかけになれて嬉しい限りです､ありがとうございます！このご時世ですもんね…､お互い頑張りましょー！ (2020年4月22日 0時) (レス) id: a9024bfef6 (このIDを非表示/違反報告)
black - はじめまして、占ツク作家のblackです。私、この作品がきっかけで作者になりました！これからも応援しています お体に気をつけて頑張って下さい！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: 7098fd6d70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みふう | 作成日時：2020年2月9日 11時
