39.嫉妬__5 ページ40
#帰り道 #稲妻町
風丸：別にAは何もしてないさ｡
ただ､今日秋葉名戸のヤツらに
ちやほやされてただろ？それが…
Aは今日の準決勝のことを思い出す｡
木野と音無と夏未とAの4人でメイド服を着用し､
秋葉名戸の選手が集まってきて
小さな撮影会のような時間ができていた｡
A：もしかして…あの時嫉妬してたの？
風丸はより一層恥ずかしげな顔をして頷く｡
A：フフッ…可愛いな｡
風丸：なっ…// なんだよそれ…
A：メイド服なんて珍しかったし､
盛り上がってただけだよ？それに…
少し照れた表情をみせる｡
風丸：ん？
A：私だってメイドさんに妬いてた｡
風丸：…秋葉名戸の偵察の時か？
A：うん｡
恥ずかしげな表情が少しずつ､安堵した
表情に変わっていく風丸｡
風丸：あのメイド喫茶への偵察は乗り気
じゃなかった｡円堂と目金の気迫に押さ
れてしまって…､不安にさせてたならすまない｡
でも俺が好きなのはAだけだからさ｡
"そっか｡それなら良かった｡
私こそ不安にさせちゃってごめん｡"
今までのAならそう言っていただろう｡
でも､木野と音無と交わした恋話で
焦り始めていたから､
風丸と今以上の事を交わしたいと
思ったから､
A：証明してよ｡
風丸：え？
A：一郎太にとって私だけだって
こと…証明して？
つい挑発してしまった｡
風丸は頬を桃色に染めて､Aの手を
引いて歩き出した｡行き着いた先は
電信柱の影｡
お互い目が合い､心臓が激しく脈打つ｡
風丸：目瞑れよ…
そう言われ､Aは慌てて目を閉じる｡
風丸の手がAの頬に添えられ､
唇に生温かいものが触れる｡
何度も角度を変えて重なり合い､
数十秒が何分にも感じられる｡
だんだん息が苦しくなって
お互い顔を離し､顔を見合せた｡
風丸：これでわかっただろ？
俺にはAだけだ｡
A：うん…//
いきなりごめん､こんなこと言って…
音無さんに言われたの､
"A先輩から攻めましょう"って
風丸：音無のアドバイス真に受けたのか？
そう言って笑いながら帰路につく風丸｡
A：だって不安だったから…
って､ちょっと待ってよー！
怒って追いかけるA｡
でも､この一件で気まずくなるのでは？と
不安だった事もあったため､
いつも通りの風丸にある意味安堵した｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みふう(プロフ) - うるさいうさぎさん» 初めまして!!そう言って貰えて嬉しいです〜！実はこの作品作り､語彙力を上げるために始めたものでして…｢文才見習う｣は､本当に最高の褒め言葉です(泣) 本当に､お互い体に気を付けましょう(汗) (2020年4月23日 6時) (
レス) id: a9024bfef6 (このIDを非表示/違反報告)
うるさいうさぎ(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品、すごく好きです。風丸くんがすごくかっこいいです！かっこよすぎてきゃっきゃしながら携帯放り投げてしまいます。この文才見習います。これからもがんばってください！！某ウイルスには気を付けて下さい！ (2020年4月23日 6時) (レス) id: d8fc061977 (このIDを非表示/違反報告)
みふう(プロフ) - blackさん» 初めまして!!そうだったのですね､私の作品がきっかけになれて嬉しい限りです､ありがとうございます！このご時世ですもんね…､お互い頑張りましょー！ (2020年4月22日 0時) (レス) id: a9024bfef6 (このIDを非表示/違反報告)
black - はじめまして、占ツク作家のblackです。私、この作品がきっかけで作者になりました！これからも応援しています お体に気をつけて頑張って下さい！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: 7098fd6d70 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みふう | 作成日時：2020年2月9日 11時
