碧の平穏 ページ7
あの後、無事に二人も戻ってきて歓迎会も成功
緊張していた新入生達もカリムのフレンドリーな感じにだんだん適応していってくれた
今年も音沙汰も無く無事に過ごせれば良いのだが
あの魔力のない子の事もある、きっと平穏では無いだろう、と思いながら図書室を出て教室へと移動する
教室に着くと割と長い時間図書室にこもっていたからかクラスメイト達も大半が揃っていた
その中でもそれなりに付き合いのある少年の後ろ姿を見つけたので借りてきた本を片手に持ち少年の死角から驚かしてみる
『ばあっ』
「うわっ！.....って、Aさん....」
耳をぴーんとたて大きな目を見開きこちらを見る少年....ラギー・ブッチ
私が驚かしたのだと理解した後、はぁ〜と深く息を吐き俯く
きっとまた子供っぽい事をしやがって、と思っているのだろう。まだ子供でいたいかな、私。
「Aさんって会う度に知能指数下がってポンコツになっていくっスよねぇ〜？」
『そう言うラギーは私に対してどんどん容赦が無くなっていると思います』
仕方がないだろう。ラギーは最近はスルースキルが高くなってきているがボケもきちんとひろってくれるからそういう事もしたくなるのだ
そう言うのは照れくさいから絶対に言わないが
レオナ先輩が傍において置く訳だ、と納得する
そこら辺はきっとラギーが好かれるポイントの大きな所なのだろうなぁ、と思いつつ借りてきた本を慎重に机に置き彼の隣に座ると他のクラスメイトの話が聞こえてくる
「そういえばさ、グレートセブンのハートの女王の石像！黒焦げになってたんだよ！！」
「うっそ、まじかよ誰だよすげぇな」
「なんでも一年生と昨日のあの狸！アイツらがやったらしいぞ！！」
「うっそ、まじかよすげぇなそいつら」
「なぁお前オレの話聞いてる？」
「うっそ、まじかよすげぇなオレ」
確実に聞いていないだろうな相手の方
最後は自分を褒めているのは何故だろうか
それよりも....そうか昨日のケモノが
ならあの子もいるだろうか？会いに行きたいけれど今日は用事があるし
「あ、Aさん！今日の実験もペア組んでくれないっスか〜？」
『うん、もちろんですよ』
そうだな、明日いるかは分からないけれど会いに行ってみよう、と心の中で決めた
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ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 良かったです〜！安心しました笑 面白いだなんて言ってくださってもうすっごく嬉しいです！読んでくださって本当にありがとうございます！！ (2020年7月27日 21時) (
レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - ぬか漬けさん» そうです〜！いえ、読みにくいとか気に入らないとか、そんなことではないので大丈夫です。お話としては面白いから好きですし、ただ単に、理由があるのかなあ…と疑問に感じただけです笑 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 間の文章の最後に「。」をつけないという事でしょうか？それでしたら私のクセ、というのと文字数制限の関係でして、気にならせてしまって申し訳ないです。もし論点が違いましたらお知らせ下さい！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 間のナレーション？なんか第三者語り？みたいなやつに句点をつけないのだけが、本当にそこだけがすごく気になるw (2020年7月27日 20時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あしな | 作成日時：2020年4月12日 20時
