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透明の記憶 ページ12

 


「そう言えばA先輩の妹さんはポムフィオーレ寮....?ってとこらしいね」


「姉と同じ寮ではないのか、姉妹でも似ていないんだな、容姿もそこまで似ていなかったし」


まぁ遠目に見た程度だけだが、と付け足しデュースもうとうととしだす


静かに見ているとがくんと頭を枕に埋めて穏やかな寝息をたてる


何とも子供らしい寝落ちだ



エースと暗闇でふっと笑いあいそろそろ寝るか、と布団をかけ直し上を向く


ホコリっぽいけれど何時もより賑やかな夜でとても楽しかった、と思い目を瞑る



しばらくして眠りにつけそうなとき、エースが話しかけてきた。安眠妨害反対。



「.....なぁ、ユウ。まだ寝てないよな?」



「.......寝てないけど、何?」



「オレさ、A先輩に妹のこと紹介してよって頼んだんだけど歯切れ悪く断られてさ
何か気になっちゃってしょうがないんだよね」



まあ王族ってそういうごたごたしたのありがちだし?と軽く言ってそれだけ、と寝てしまった



自分から話しかけておいて一方的に終わらせたぞこいつ。どうなってるんだ頭の中。




目を瞑ると思い出されるのはA先輩が言っていたあの言葉


トレイ先輩のユニーク魔法『薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)』の時の言葉がずっと頭の中をぐるぐるとまわり続けて......


 


 

 



気がつけば深い眠りについていて、翌朝デュースに起こされて目覚めた



着替えをしながら今日は不思議な夢を見なかったな、と思う。昨日は何を考えてたんだっけ


ああ、そう言えばA先輩に今度自分の故郷のこと知らないかって尋ねるんだった
それから.....今日はなんでもない日のパーティー
先輩も来たそうにしてたな来れないのが残念だ


『皆で一緒に何かを食べられる事が凄く』楽しみで、タルトも上手く作れたし今度お礼をA先輩にしなきゃ.....って、これ元々エースが悪いんじゃ、僕関係ないんじゃ.....



溜息をつき、自室からでて寮の扉を開く

さあ、今日のパーティーへと行かなきゃ



 
 


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




三章....ばぶぅい.....(遺言)


 

外伝 貪欲ハイエナ編→←透明の夜



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ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 良かったです〜!安心しました笑 面白いだなんて言ってくださってもうすっごく嬉しいです!読んでくださって本当にありがとうございます!! (2020年7月27日 21時) (レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - ぬか漬けさん» そうです〜!いえ、読みにくいとか気に入らないとか、そんなことではないので大丈夫です。お話としては面白いから好きですし、ただ単に、理由があるのかなあ…と疑問に感じただけです笑 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬか漬け(プロフ) - しゃけさん» 間の文章の最後に「。」をつけないという事でしょうか?それでしたら私のクセ、というのと文字数制限の関係でして、気にならせてしまって申し訳ないです。もし論点が違いましたらお知らせ下さい! (2020年7月27日 20時) (レス) id: 068881a9cc (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 間のナレーション?なんか第三者語り?みたいなやつに句点をつけないのだけが、本当にそこだけがすごく気になるw (2020年7月27日 20時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あしな | 作成日時:2020年4月12日 20時

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