大好き。7 ページ10
教室に着いた時は、2時間目が始まる3分前。
急いで、2時間目の歴史の準備をする。
大吾とは、少し離れた席。
私より、前の列にいる大吾を観ると、友達と楽しそうに喋ってた。
これから、学校が憂鬱になるな…。
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キーンコーンカーンコーン。
やっときた放課後。
放課後は、1人で帰る。
鞄に荷物を詰め、靴箱へ向かう。
咲良「あっ…」
靴箱を出て、グラウンドを観てみると、
サッカー部が練習をしている。
もちろん、そこには廉の姿があった。
咲良「カッコイイなぁ…」
サッカーしている姿は、本当にカッコよくて、思わず声が出てしまう。
少し、サッカー部観ていこうかな。
そう思い、校舎側の道にあるベンチに腰をおろす。
生徒の声。
シュートがきめられたときの笛の音。
ボールがバットに当たる音。
風で揺れる木々の音。
目を瞑ると、いろんな音が聞こえてきて、
少し、気持ちが落ち着いた。
それと同時に、決心がついた。
やっぱり、廉に自分の気持ちを伝えるべきだ。
断られる事を承知の上、告白するのは、
けっこうな勇気がいるけど、
大吾と話したとき、勇気を貰えた気がしたから、大丈夫。
明日の朝、言ってみよう。
それから、サッカー部の練習を少し観てから、家に帰った。
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理央 - 超おもしろかったです!!!また、こんな作品作ってください (2015年10月24日 8時) (レス) id: 957072b14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西島 まひる。 | 作成日時:2015年6月22日 17時