19、オモチャの世界 ページ19
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突然変わる、おもちゃ箱の様な世界
彼女の異能の中、だ。
「えっと、はじめましてよね?さっきは助けてくれてありがとう!
お陰でとっても捕まえやすかったわ!」
『………』
確か、向こうの方にあるあの白いドアから外に出られる
あっちの茶色いドアは拘束しておく場所だったハズ
ああなんで、まだ組合は来ていないと思っていたのに
こんな所で捕まってしまう訳には行かないのに。
まだ、私にはやる事が、あるのに
少女は未だにペラペラと話し続ける
「_貴女は捕まえずらいって言ってたけど、案外簡単に行ったわね。
命を張った甲斐が有ったわ。」
『?!』
「何をそんなに驚く事を言ったかしら?」
『落ちてくる鉄骨も仕組まれていたの…?』
「ええそうよ」
さも、当たり前のように平然と言ってのける少女
瞳の中は、冷たいけれど、怒りなどの感情より諦めが浮かんでいる
「なによその顔は。貴女には何も関係無いじゃない」
『自分の命が、惜しくはないの?』
「しょうがないじゃない。私はこうやって生きるしか居場所を作れない不器用なんだから」
『…』
「私なんて、生きていたって意味も無いのに。どうせ死ぬ勇気さえも持っていない弱虫よ!悪いかしら?!」
…あぁ、なんだろう。
胸が痛い。キリキリと締め付けられる。思い出す感情
「あぁ、ちょっとお喋りしすぎたわ。さぁ_____」
『辛かったでしょうに…、、』
「ちょ、やめなさい!」
諦めてしまったと云う目
けれどもその更に奥には、確に押し殺したような悲しみや苦しみがあって
こういう時は、ただ抱き締めるしか方法を知らない
上手い言葉なんて出てこなくて、
こうすることが、私が生きてきた中で、
1番落ち着かしてくれて、安心できて、嬉しかったことだから。
_____、こうして私を慰めてくれたのは、誰だったっけ
嗚呼、嗚呼、喉元まで思い出せそうなのに、何なのだろうか
哀しくて、苦しくて、寂しくて、そんな思い出
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月夜の浜辺(プロフ) - 頑張って下さい (2023年1月1日 0時) (レス) @page41 id: 728094f8c1 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
帽子(プロフ) - 作者です。ログイン出来なくなったので、すみません。こちらを参照して頂きたいです。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/bousi08211/ (2020年7月24日 13時) (レス) id: abdb937301 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 更新待ってます、時間が空いた時にゆっくり書いてください。いつでも待ってます。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 1a532e4f84 (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きのAlice(プロフ) - 初コメ失礼します!いつまでも待ってるので書いてください! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dae695a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧禍 | 作成日時:2017年10月11日 0時