年明けの ページ7
貴女side
今日は年越しライブ!!
特別にちょっと早く行って楽屋で会うことになった。
「セイヤ!!来たよ!!」
「A!!来たな!!」
そうしていつものように苦しいくらいのハグ。
からのあまーいキスが降ってくる。
「年越しライブいいね!」
「そやろ!考えたんや!Aと年越し一緒に出来る方法。それがライブや!!」
「ほんとwサイコーセイヤ。」
「ほらお年玉や!」
受け取って中身を見る。
「3万!?」
「ほんまはもうちょい入れたかったんやけどヨコタに阻止されてん。」
ヨコタ「それでも多いけど?」
「うるせええ!俺の気持ちや!!」
「あははwありがと。嬉しい。じゃあこれプレゼント。ピック!!」
「折らんように使うわ!」
ヨコタ「イチャイチャするのもいいけどリハあと一時間後だから喉あっためといてよ?」
「もう、温まったわ!!」
それから三時間後ライブが始まった。
最初はウィーワーインディーズハンドから始まった。
そしてカウントダウンが近づく。
「あと10分や!!そこでみんなに言いたいことがある!」
ざわつく会場。
一体なんだろう。
「これ聞いて文句言ったらオレはお前らをぶっ飛ばす!」
更にざわめきを増す。
「俺には!!守りたい人がおる!家族やない!!彼女や!」
…へ。うそ。公開?
会場がパニックになる。
「落ち着いて聞いてくれ。A出てこい。」
セイヤが下に降りてきて私をステージへ連れていく。
「これが俺の彼女や!!!」
下から聞こえた声。
ファン「うわ中学生じゃん。どんな手使ったんだろ。」
ファン「やば…」
怖くなって自然にてが震える。
するとセイヤは握る手をさらに強めて
「一瞬でもオレのAのことを悪くいうんやったらバンドやめたるわ!!そんくらいオレはAが大切や!分かったか!」
と叫んだ。
叫んだ後に落ち着いた低い声で
「みんなも受け入れてほしい。オレの大切な人やからってこともあるけどこんな中学生もオレらのこと好きなんや。それはすごい嬉しいことやから。お前らなら理解してくれると思う。ええか。お前らにも大切な人おるやろ。恋人じゃなくてもええ、家族でも友達でもなんでもええ。その人が否定されたら悔しいやろ。オレも一緒や。オレも人間やからな。」
一つ一つていねいに言葉を選んでいくセイヤ
「オレはこいつを大切にしたい。誰よりも好きやから。」
続きます
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作者名:蘭未 | 作成日時:2016年12月14日 23時