にのやま

にのやま(事故・怪我) ページ32

山田side




痛くて目が覚めた。



そこは病院だった。

看護師「目が覚めましたか？先生呼びますね。」






俺はその言葉をボーと聞いていた。



やがて、先生が入ってきて色々検査をされた。





そして、信じられないことを言われた。


先生「山田さん。もうお気づきかもしれませんが、あなたの左目はもう見えません。事故の影響です。最善を尽くしましたが、申し訳ございません。」





最初は何を言っているのか分からなかった。


自分が出たドラマの話をされているのかと思った。でも違った。現実だった。





その後、退院したにのさんと中丸君と風磨が病室に入ってきた。





左目のことを知っているのか皆右側固まっている。




その優しさが痛くて、俺は酷いことを言ってしまった。




「俺を一人にしてくれませんか？お願いします。もうこれ以上迷惑かけたくありません。」




そうして、２人は病室を出て行ったが、１人だけそのまま動こうとしない人がいた。



背の高さが同じで猫背の俺の大好きな先輩が、、、。



守りたかった先輩が、、、。

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