【刀剣乱舞】弟大好き系粟田口長女は可憐で愛されているんです

桜が30枚目 ページ33

A「ん……………」




目を開くと、そこはわらわの神域だった




A「つく、よ………？」



『だらしないわね、A
せっかくの綺麗な顔が台無しよ？
はい、これでとりあえず涙は拭きなさい？』




そう言って月夜はわらわにちり紙を渡してくれた




A「………なぁ、月夜」



『ん？』



A「わらわは、粟田口の弟達に本当のことを話した。そなたも見ていたであろう？
わらわの行動は正しいのか？」



『…それは、粟田口のみんなに本当のことを言ってよかったのか、ってこと？』




こくっと頷く




『………』



A「わらわのせいで、弟達は味わなくていい苦しさを知ったのだろうか…わらわは、正しかったのか、未だにわからない…

わらわは、わらわ、は………！」




そう言うとまた涙を流してしまった

月夜はわらわの背中を優しく叩いてくれた




『…どれが正しいかなんて、私にも、Aにも、ましてやほかの人にも分からないわ
でも、私はあなたの行動は正しかったと思う。だって本当のことを言ったんでしょう？
騙しているよりも、正直に言った方が、私はいいと思うわ』


『それに、あなたはいい人だもの。きっと弟達も分かってくれるはずよ
ちゃんとあなたのことを"姉"として接してくれるはずだわ
だって、あなたの自慢の弟達なんでしょう？』

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