桜が26枚目 ページ29
Aside
転移装置を起動させたあと、わらわは暗闇で目を覚ました
A「…ここ、は………？」
『A』
A「っ、月夜か？」
『えぇ、そうよ
ここにあなたが来たってことは、思い出したということでしょう？』
A「…あぁ、わらわはついさっき思い出した
わらわ自身のこと、いや、そなたのことを」
『…えぇ、知っているわ
改めて、私は雪染月夜
三条の大太刀で、大火事で焼かれ、粟田口吉光の手で再刃され、A一振になったの
私のことを思い出してくれて、本当に嬉しかったわ、ありがとう』
そう月夜が言うと、わらわに抱きついてきた
A「…礼などいらんぞ
わらわこそ、そなたのことを忘れてしまって、本当に申し訳ない………」
『そんな謝罪いらないわ
………でも、少しだけいいかしら？』
A「………？」
月夜がそう言うと、わらわの周りには桜が舞った
A「…何を、したのじゃ？」
『あなたの瞳の色を変えたの、左目だけね
右目は空色、左目は紫色にね
それと、戦闘服も、私のと同じにしたの
駄目だったかしら？』
A「ふふっ、いや、駄目ではないぞ
左目は、そなたとおなじ色であろう？」
わらわは月夜の顔を隠している狐のお面を取った
『うん、私のと同じ色よ
………さ、そろそろ行かなきゃ、あなたの帰りをみんなが待っているわ』
A「………そなたは行けないのか？」
『うん、私はあなたの神域の中でしか生活ができないの
あぁ、ここもちゃんとした神域に変えなきゃね』
パンっと月夜が手を叩くと暗闇は一転して、本丸の中のようなところになった
『さ、行って？
私はここから外の世界を見ることが出来るもの
………またね、A』
そう言うと、わらわの周りにはまた桜が舞い始めた
A「あぁ、またな、月夜」
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咲夜 - とても面白かったです！頑張ってください！ (2021年1月1日 21時) (
レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
ふわる(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノこれからもよろしくお願いします！ (2018年8月19日 21時) (レス) id: 6d11feb156 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - なるほど、三条の姉でもあり粟田口の姉でもあるのですね！これからも楽しみにしています！ (2018年5月7日 23時) (レス) id: adda87380c (このIDを非表示/違反報告)
ふわる(プロフ) - 白狐さん» そう言ってもらえて嬉しいですヽ(*´∀｀)ノこれからもこの作品をよろしくお願いします、 (2018年3月21日 21時) (レス) id: 6d11feb156 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 刀剣女士ものの小説は初めてなのですがすごく面白いです!更新これからも楽しみにしてますね! (2018年3月21日 18時) (レス) id: 781d24f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわる | 作成日時：2018年3月18日 22時
