vsかいていポケモン ページ35
相手は伝説のポケモン。
出し惜しみしてたら……死ぬ。
『ラティアス、メガシンカ!』
「ひゅあ!」
ラティアスと一緒に薄い膜に覆われる。
それが目の前で弾けたとき……目の前にハイドロポンプが迫っていた。
『躱して!』
グリーンのカメックスのものよりも太く大きい水の束を相殺するのは難しい。
そう判断して躱してもらう。
……帰ったらグリーンいじってやろ。
伝説と比べるなとか言われそうだけどまあいっか。
絶対いじる。
これは決定事項だ。
「ひゅあ!」
『え、ちょ、うわっ!?』
黒い考えを浮かべていると、ラティアスが突然加速した。
本当に急だったため、一瞬だけ落ちかけた。
ラティアスの首にしがみついて事なきを得たけど。
ユウキ「すみません!大丈夫ですか!?」
……どうやら飛んできたのは向こうの流れ弾らしい。
少し熱を感じた……かえんほうしゃかな?
『あーうん、平気平気!!』
とりあえずそう言っておく。
落ちかけました、なんて言えない。
後輩の手前そんなこと言ったら恥ずかしくて死ねる。
いや、割とマジで。
ユウキくん、敬語に戻ってたな……
チャンピオンの顔+ガチでヤバいときの敬語だから、あちらも相当きつい状況なんだろう。
サクッと倒す……なんてできないか。
『ミストボール!』
「ひゅあっ!」
今度はこちらから仕掛けてみる。
めいそうを積んでないとはいえ、いつもより威力が上がっていると思うけど……
「ギュオオオオ!!」
『はあっ!?』
攻撃は直撃したはずなのに、あまりダメージが通っているようには見えない。
というか、怒ってないか?
『うわあ、ヤバい』
そう呟いた瞬間、輝くような青の光線が視界を埋め尽くした。
……場違いにも、それを綺麗だと思った。
『って待て待て待て!!』
感心してる暇なんてない!
これ向こうにも飛んでくよね!?
『ユウキくん!流れ弾気をつけて!!』
ユウキ「わかりました!」
警告はしたけど、これまず自分がヤバいな?
『避けれる?』
「ひゅあっ!!」
問いかければ、ラティアスの頼もしい鳴き声を聞いた。
『任せるよ!』
加速。
耳元で風を切る音が聞こえる。
その音に混じって水流の音も聞こえた。
水がかかり、身体が少しだけ濡れた。
ラティアスにしがみつく力を強め、目を閉じる。
任せると言った。
だから、ラティアスを信じる。
彼女は上昇し、下降し、ときには急旋回を交えて、とうとう全弾避けきった。
『危なかった……』
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アスケラ - みい・フローラさん» そう言っていただけて大変嬉しいです!がんばって書きますのでこれからも楽しんで読んでくださると私が喜びます! (3月11日 16時) (レス) @page37 id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (3月6日 22時) (レス) @page37 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - メガサーナイト大好きさん» スウッ、返信遅れてたいっへん、申し訳ありませんでしたァ!!!!変わらず亀更新+マイペースでやっていきます!暖かい目で見てくれると嬉しいです!! (2月10日 11時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
メガサーナイト大好き - 面白い小説をありがとうございます!男主愛され大好きです。しかも一緒に旅してるのがpixivレッドさん、、、よっしゃっ!自分のペースでこれからも更新頑張ってください。応援しています! (1月31日 12時) (レス) id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - テトさん» 返信遅れて大変申し訳ありませんでしたァ!!(全力土下座)ボルテッカーはロマンがあっていいですよね!あとめっちゃかっこいい!! (1月17日 16時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アスケラ | 作成日時:2023年9月27日 20時