たいりくポケモン/かいていポケモン ページ34
ユウキ「ラティオス！」
「しゅわ！」
青ざめたままユウキくんはラティオスを出してどこかに飛んで行ってしまった。
……そうだ、突っ立っている場合じゃない！！
ユウキくんは元々一人で突っ走るつもりだった。
なら、行く先は……！！
『レッド！そっちよろしく！ラティアス、彼らに追いつけるくらいスピードを出して！！』
「ひゅあ！」
彼らに少し遅れて、僕とラティアスは飛び立った。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
僕達がユウキくんに追いついたのは彼らが止まってからだった。
ここは海の上。
それ以上はわからない。
わからなくても、近くに町がないならそれでいい。
海上に、ポケモンがいる。
赤く大きい、大陸のようなポケモンが。
海面すれすれに、ポケモンがいる。
青く大きい、海洋のようなポケモンが。
二匹は睨み合い、警戒し合っている。
『あれが、グラードンとカイオーガ……？』
ユウキ「……はい。二匹とも神話に登場する、伝説のポケモンです」
独り言のつもりだったが、ユウキくんが返答してくれた。
強大な力を持つ伝説のポケモンが二体。
それだけでも詰みに近いが、さらに絶望が迫る。
「ぐらるう！！！」
ユウキ「！A、危ない！！」
『ッ！？ラティアス！』
「ひゅあっ！！」
気づいたときには、グラードンの太いツメがすれすれまで迫っていた。
咄嗟にラティアスに指示を飛ばし、旋回して距離を取ってもらう。
……危なかった。
ユウキくんが声をかけてくれたから助かったけど、あのままだったら……
いや、よそう。
今はグラードン達を止めなければ。
『ユウキくん。指示通り、僕はカイオーガを相手するよ』
ユウキ「わかった。気をつけて」
『そっちこそね』
無事を祈り合ってから、カイオーガに近づいた。
だが、カイオーガの意識はグラードンとグラードンに挑みかかるユウキくんに向いている。
邪魔はさせない。
『グラードンから意識を逸らすよ！ミストボール！』
「ひゅあ！」
狙い通り、カイオーガがこちらを向く。
――ヨカッタ、無事ダッタ。
『え……？』
何、この声……？
カイオーガの声、なのかな……？
だけど、今のカイオーガからは声が聞こえない。
感じるのはすさまじい闘気だけ。
『いくよ……！！』
補足
展開は趣味です！
後々夢主くんの過去がわかるのでお楽しみに♪
結構かかるかも……ﾎﾞｿｯ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アスケラ - みい・フローラさん» そう言っていただけて大変嬉しいです！がんばって書きますのでこれからも楽しんで読んでくださると私が喜びます！ (3月11日 16時) (
レス) @page37 id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (3月6日 22時) (レス) @page37 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - メガサーナイト大好きさん» ｽｳｯ、返信遅れてたいっへん、申し訳ありませんでしたァ！！！！変わらず亀更新＋マイペースでやっていきます！暖かい目で見てくれると嬉しいです！！ (2月10日 11時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
メガサーナイト大好き - 面白い小説をありがとうございます！男主愛され大好きです。しかも一緒に旅してるのがpixivレッドさん、、、よっしゃっ！自分のペースでこれからも更新頑張ってください。応援しています！ (1月31日 12時) (レス) id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - テトさん» 返信遅れて大変申し訳ありませんでしたァ！！（全力土下座）ボルテッカーはロマンがあっていいですよね！あとめっちゃかっこいい！！ (1月17日 16時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アスケラ | 作成日時：2023年9月27日 20時
