赤を拾いに ページ23
『見つけた…ってありゃ、お取り込み中だったか』
とりあえず最強さんと別れたところに行ったんだけど…
ダイヤ「くぅ〜っ…ルージュラ、れいとうビーム！」
僕を海に叩き落としやがった奴とレッドがドンパチやってる。
…というかレッドさん？
あなた般若従えてません？
レッド「…潰す」
……ガチ怖い。
幼馴染みであるレッドがキレたことは何回もあるけど、あそこまではちょっと…
何したんだ、ダイヤよ……
ダイヤ「ああっ、ルージュラ！…な、なかなかやるわね！アンタのポケモン寄越しなさい！！」
…ふーん？
なるほどなるほど。
確かにこれはブチ切れますね。
レッド「……」
あ、レッドが怒りを通り越して呆れの目を向けている。
勝った上でなら一那由多歩譲って権利があるとしても(見つけたら滅ぼす)ね…
ダイヤ「…〜っ！いいもん！倒してやるから！！いけ、フリーザー！」
「……！！」
…フリーザー？
青い身体、長く伸びた尾羽、赤い瞳…
目の前に現れたポケモンと持っている情報を照らし合わせる。
紛れもなくカントー地方の伝説のポケモン、フリーザーだった。
なぜダイヤみたいなのがフリーザーを…？
「…ッ！……！！」
ただ、どこか苦しげで意思をあまり感じず、鳴き声も上げない。
…そうか、さいみんじゅつか。
たしかダイヤはエスパータイプとこおりタイプのポケモンを使っていたな。
その中にはさいみんじゅつを使えるポケモンがいてもおかしくないだろう。
とことん外道だな…
レッド「……！」
レッドが表情を引き締めた。
そろそろ出て行こうかな。
我慢の限界だ。
沸点の低い僕にしては頑張った方だろう。
『…何してるの？』
思ったより低い声が出た。
ダイヤ「アンタ！こないだの！」
へー、覚えててくれたんだ…
『その節はお世話になりましたー…今からお礼、してあげるからさ』
フリーザーを逃がしてあげるっていう、さいっこうのお礼をね。
レッド「……」ｽｽｽ
なぜかドン引きしたレッドが後ろに下がっていくが知ったこっちゃないな。
『いっておいで、ラティアス。初陣だ』
「ひゅあん！」
彼女の腕には光を放つブレスレットが。
それはつまり、そういうことだ。
ダイヤ「ふん！すぐにアンタのポケモンも譲ってもらうから！フリーザー！！」
「……！」
さあ、覚悟しろ。
『初陣を勝利で飾ろうか！』
「ひゅあん！」
お前にはない「絆」を見せてやる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アスケラ - みい・フローラさん» そう言っていただけて大変嬉しいです！がんばって書きますのでこれからも楽しんで読んでくださると私が喜びます！ (3月11日 16時) (
レス) @page37 id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (3月6日 22時) (レス) @page37 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - メガサーナイト大好きさん» ｽｳｯ、返信遅れてたいっへん、申し訳ありませんでしたァ！！！！変わらず亀更新＋マイペースでやっていきます！暖かい目で見てくれると嬉しいです！！ (2月10日 11時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
メガサーナイト大好き - 面白い小説をありがとうございます！男主愛され大好きです。しかも一緒に旅してるのがpixivレッドさん、、、よっしゃっ！自分のペースでこれからも更新頑張ってください。応援しています！ (1月31日 12時) (レス) id: 6b6e4cd4ed (このIDを非表示/違反報告)
アスケラ - テトさん» 返信遅れて大変申し訳ありませんでしたァ！！（全力土下座）ボルテッカーはロマンがあっていいですよね！あとめっちゃかっこいい！！ (1月17日 16時) (レス) id: c163d967d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アスケラ | 作成日時：2023年9月27日 20時
