ごめんなさい ページ9
※
Aside
「救急車呼んだ方がっ…」
「Aは優しいね。いいよ、心配する必要ないから」
低い声で喋りながら、彼はスーッと私の髪をといた
たったそれだけで、ぞくっとした
「A、部屋に戻ろう」
彼の手が私の肩に触れた
と同時に、また1階の方から玄関が開く音がした
「おーい、彼の名前ー？Aちゃーん？いるのー？」
聞こえてきた大きな声
この声は宮野さんだ……
「あいつなんでこんなときにっ…」
「おーい、誰もいないのー？」
彼の苗字くんは、焦ってるというより怒ってる
だって、私の肩を触る力が尋常じゃない
「っ…!?母さんっ…!?嘘っ…」
宮野さんはお母さんを抱き起こして揺すっていたが、反応がない
じゃあ、つまり…もう生きていないっていうこと…？
宮野さんは涙を流しながら上を見た
私たちを見た瞬間、宮野さんは怒ったように階段を上がってきた
「お前っ…！母さんになにしたんだよっ!!」
「なにもしてないよ。母さんがよそ見して、落ちただけ」
「嘘つくなよ!!そんな平然にいられないだろ。…だって母さん、息してないのに…お前が殺した以外なにがあるんだよ…!!」
私は凍りついた
息をしてない…？死んでる…？彼が殺した…？
「自分の息子さえ愛せない人間、生きてる価値ないんだよ…」
彼の苗字くんの意見が正論か間違いか、区別がつかない。それくらい私は放心状態だった。
「だからって…」
「階段から落ちたくらいで…ほんっと脆いよね」
「…彼の名前、言っとくけど、お前がしたことは許されることじゃない。警察に通報するから」
そう言って宮野さんは電話をするためか、1階に降りていった
「Aっ……」
その瞬間、両肩を思い切り掴まれた
「彼の苗字くん…」
「逃げようっ……」
※
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真昼 - 更新頑張って下さい！続きがとても気になります💕 (2022年6月14日 0時) (
レス) @page17 id: 8b68f2738d (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - まさかの兄妹落ち (2019年7月24日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - 凄く面白いです！ヤンデレの中では最高でした^^更新,頑張ってください！ (2017年12月29日 22時) (レス) id: e428cd0007 (このIDを非表示/違反報告)
おひなり(プロフ) - すっごい面白い！更新まってます！！頑張ってください！ (2017年12月16日 21時) (レス) id: 420ea1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 好きな人の名前入れたっけど、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、やっぱヤンデレは苦手かも、でもすごい面白い！ (2017年12月15日 22時) (レス) id: 2b2f636392 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：here | 作成日時：2017年11月28日 6時
