女軍人さん１１ ページ13
アーレンス・Aは鬼だと、魔女だと声を荒げる馬鹿な者たちがいる。
それらはどいつもこいつも権力に酔いしれる弱者であり、到底彼女の足元にも及ばない実力の持ち主ばかりだ。
彼女の圧倒的な秀才は元からの才能もあるが、その殆どが努力で出来ている。血と汗が滲むような鍛錬を重ね、名家の一人娘だというプレッシャーを背負い絶え間無い過酷を何度も乗り越え今の彼女がいる。
それを知らずに語る弱者など彼女は見向きもしない。
言わせておけばいいと、そう言い放ち凛とした立ち姿で女性でありながら少佐という地位に着く彼女の生き様は見事なものだ。
多くの人間が彼女に魅了され彼女の光に付いて行こうとする。この人に間違いはない、きっと大丈夫だとそう思えるほど彼女には圧倒的な先導者としてと気質がある。
『シュトロハイム、私は上官方に呼ばれているから…少し出掛けてくる。』
「何？こんな時にか…？なぜ、お前だけ」
『フン、さぁな。あの方々は私に過度な��期待��を持っているようだ。なぁに、すぐに終わる。
だからここの指揮を頼む。』
「……そうか、分かった。
あまり、無理はするな。」
ごく一部の、彼女を良く思わない人間達。今、この状況で彼女だけを呼び付けている。それは彼女だけに過度な重労働を課すため
Aはそれをよく分かっている。
そして彼女を愛しているシュトロハイムもAが上官に嫌がらせを受けているのは知っていた。だが、それを止める事は出来ない。
軍の犬として、仕事をこなす事は当たり前。上官に歯向かうと言うことは、女性であるAに居場所が無くなると言う事を指す。それだけは避けなければならない。
(俺とAが結婚すれば彼奴も軍に所属しなくて済む。
………Aには悪いがその時には、軍をやめて貰おう。)
女軍人などこの格差社会では本来有り得ないものだ。だが、コレが成し遂げられたのも彼女の努力の賜物だ。
そんな彼女を軍から退けるという、シュトロハイムの考えはAを愛し想う故にだ。
(きっと、この事を話せば激怒するんだろうなァァ…。だが、俺は折れんぞ！)
彼女は頑固者だ。そして誠実で優しさを待つ美しい女性だ。Aがこのまま軍に所属し続ければ何時か壊れてしまうのは目に見えていた。
「あいつは、俺が護ってやらねば…！」
彼は彼女を愛している。
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リルカ(プロフ) - ありがとうございます！心に染みました･･･。今回は肩甲骨と肋骨2本の骨折で済んだのでたぶん大丈夫です。肺にキズいったのが苦しいですが早く治します！(更新ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！) (2018年1月8日 22時) (
レス) id: 2a1fc58100 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - リルカさん» 夢主ちゃんは日々の努力を積み重ねて最強と言われるようになりました…。でもこれはあくまで物語の中なのでリルカ様は無理をなさらず休養を取ってくださいね！お怪我を早く治してください！ (2018年1月8日 22時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
リルカ(プロフ) - 返信ありがとうございます！長刀と長槍の実戦試験はクリアしましたが、乗馬槍の試験で相手を倒した時にはずみで落馬して現在病院です(笑)周りは皆男なのでいつか夢主のように最強よ呼ばれるように頑張ります･･･。 (2018年1月7日 16時) (レス) id: 329c9acc1f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクの死骸(プロフ) - リルカさん» おめでとうございます！おぉ、とても大忙しいんですね…！読み返して下さるなんてありがとうございます！更新…遅いですが読者の方々の為に頑張っていきますね！笑 (2018年1月6日 23時) (レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
リルカ(プロフ) - 返信ありがとうございます！無事短剣と短槍の試験を突破しました！明日は長刀と長槍、乗馬槍の試験があるので小説を読み返したいと思います･･･。更新よろしくお願いいたします！ (2018年1月6日 20時) (レス) id: 329c9acc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクの死骸 | 作成日時：2017年11月29日 21時
