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WZ「食う？」
ズイッと横から差し出されたのは…
美味しそうなチーズケーキ。
WZ「ん」
有無も言わさず、私の口にチーズケーキをつっ込むウジさん。
意外と強引なんだなぁなんて呑気に考えていると、ウジさんは私の隣に座った。
WZ「何かあった？」
『え？いや、特に』
WZ「眉間にシワよってた」
気づかなかった。
いつの間に私はそんな顔をしていたんだろうか…
『ちょっと早起きで眠かっただけです』
そう言うと、きっとウジさんは気づいてるけどそれ以上は深く介入して来なかった。
でも私にはそれがありがたい。
弱音を口にしたら、私はきっとそのまま弱くなるタイプの人間だから。
WZ「美味い？」
『え？』
WZ「チーズケーキ」
『あ、はい！すごく美味しいですね』
WZ「好きそうだなって思った、それ」
私もウジさんに心を開いたけど、ウジさんも私に心を開いてくれたと思う。
初対面の時、こんなに会話できるなんて思ってもみなかった。
『よく分かりましたね！私チーズケーキ大好きです』
そう言うと、ウジさんは「良かった」と言って微笑んだ。
・
朝から、特に長めの休憩もとらずにぶっ続けで撮影が続く。
メンバーの皆さんはもちろん、スタッフの方達も疲れてるはずなのに全く顔に出てない。
これがプロ根性なのかな…なんて感心する。
『スアオンニ、疲れてないの？』
スア「ん？すっごい疲れてるよwでも楽しいのもあるからね〜」
ほへぇ…
プロの精神はすごい。
私みたいなそこら辺の一般人には到底真似できない。
と言うより真似したら倒れる。
MG「ヌナ…疲れた…ヌナ…」
スア「ほーら！あと少しでしょ！シャキッとしなさい、ミンギュ！」
急いで机にあった、"ミンギュ"と描かれたペットボトルをミンギュさんに渡すと、嬉しそうに笑った。
あ、犬歯綺麗だなぁ…
MG「ペクさん顔色悪い…」
『え！？そんな事ないですよ、わりと元気です』
確かにすっごい眠いけど、体調は良い。
というより、私よりも大変なのに周りをしっかり見れるミンギュさん、すごい…
MG「はい！無理しないようにね！」
ミンギュさんはいつの間にか人懐っこい笑顔で接してくれる。
ポトッと私の手の平にキャラメルを落として、彼はまたカメラの前へと戻って行った。
眠気覚ましに口に含んだキャラメルは懐かしい甘さと共に疲れきった体に染み込んでいくような感じがした。
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ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(；；) (2022年7月13日 15時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - koro39さん» 数ある作品から選んでいただき、ありがとうございます！続編に続きますのでまたよろしくお願いします！ありがとうございます(^^) (2022年4月6日 8時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 千笑さん» 遅くなって申し訳ありません！そう言っていただけると本当に嬉しいです(；▽；)ありがとうございます、頑張ります！ (2022年4月6日 7時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年3月16日 23時
