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始まった撮影。
今日はMVの撮影らしく、皆さんはいつにも増してキラキラ輝いている…気がする。
『やっぱアイドルってスゴいね』
スア「アイドルもスゴいけど、そのアイドルをキラキラさせるのは衣装やメイクもなんだよ。だから私はメイクが大好きなの」
そう言うオンニの横顔はとても綺麗だった。
スア「スングァンが今日あんなに輝いてるのは、スングァンの元の輝きにAのメイクも加わったからよ。そう思ったらすごいと思わない?」
自分のメイクでアイドルが輝く…
なんて素敵なんだろう…
スア「Aはさ、助っ人期間が終わったら何かしたいことあるの?」
したい事…
考えたこともなかった。
したい事と言うより、"働かなきゃならない"という意識の中で、自分に出来ることを探すだけ。
したい事なんて、分からない。
『…分からないけど、働かなきゃなぁって考えてるよ』
スア「そっか…まぁ従兄弟だからいつでも会えるんだけどね〜」
『そうだね』
学校で教わった技術。
それを活かせる場は世の中に沢山ある。
そんな中で、"アイドルのメイク"という夢の職場を体験させてもらってる身。
でもさっき思ってしまった。
自分が施したメイクで、スングァンさんが輝いてるのを見ると、少し心が動いた気がした。
スア「私はAはメイクさんに向いてると思うよ」
『そんな事ないよ、私なんかの技術じゃ…』
自惚れちゃダメだ。
スア「そんなの、これからいくらだって…」
プロの世界というのは厳しくもあって、面白くもある。
ドユンオッパが昔、嬉しそうに私に話した言葉。
昔は意味が分からなかった。
厳しい世界の何が面白いんだ?なんて考えてた。
でも今なら少し分かるんだ。
挑戦してみたいって気持ちは、やっぱり自分の中にもあったらしいから。
『私、才能ないから』
学校で幾度となく投げられた言葉。
先生にも同級生にも「A、メイクの才能ないよ」って。
知ってる、そんなの。
才能が無いことくらい私が1番知ってる。
スア「そんな事…」
才能は努力で何とかなるものじゃないから。
それは私がよく分かってる事だから。
『オンニ、少しの間だけどこんな素敵な体験させてくれて本当にありがとう』
半年後にはここから出て行かなきゃならない。
それでも、こんな体験簡単に出来るものじゃないから。
誘ってくれたオンニにはやっぱり感謝しかない。
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さな - もう愛してます(?) (5月10日 14時) (
レス) id: 4b625cf863 (このIDを非表示/違反報告)
キア - マジで大好きです!応援してます! (5月10日 14時) (
レス) id: 4b625cf863 (このIDを非表示/違反報告)
ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (2023年7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(;;) (2022年7月13日 15時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (
レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい
| 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年3月16日 23時


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