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JS「…馬鹿なの？」
有言実行。
ジスにこの訳の分からない感情の起伏を相談すると、ジスは信じられないとでもいうような表情をした後、俺にそう告げた。
JH「馬鹿？俺が？」
JS「そんなの好きだからに決まってるでしょ」
JH「好き…俺が…Aを？」
そう言われると、今までの自分の感情の起伏やAと居る時の安心感、甘酸っぱい感情全てに説明がつく気がした。
あぁ、そうか
これが"好き"だったんだ。
でもそれでも
俺のこの気持ちはAに伝えちゃいけない。
JS「ハニ、自分の気持ちから逃げてたらいつか後悔するよ」
JH「…何のこと」
JS「いつまで経っても逃げてたら苦しいのはハニだけじゃなくてAちゃんもだよ」
ジスの言葉は嫌になるくらい頭の中に響く。
分かってる。分かってるけど
JH「…もし…Aが俺の前から居なくなったらって考えたら動けない」
今までそんな事考えたこと無かった。
女に飽きたら違う女を探せばいい。そんな最低な考えで生きてきた俺にとって、Aというイレギュラーな存在は俺の知らない俺をも見せようとしてくる。
JH「それに仮に上手くいったとして、Aに明確な肩書きが出来たら今よりもっと危険な目に遭わせるかもしれない。そう考えたら怖く…」
話してる途中でグイッと肩を引っ張られ、必然的に後ろを向かされる。
そのまま考える間もなく、飛んできたジスの拳の勢いで尻餅をついた。
突然の事で困惑していると、ジスは怒りと涙で歪んだ顔で俺と目線を合わせるようにしゃがみ、俺の胸ぐらを掴んだ。
JS「そんな時こそ俺らを頼れよ！！いつもいつも1人で抱え込もうとすんな！！」
普段叫ばないジスの叫び。
俺のために泣いて怒ってくれる奴が居たんだと思うと嬉しくて仕方ない。
JS「スンチョルも俺もお前らの味方なんだよ…頼むから…もう幸せになってよ、ハニ…」
綺麗だ
ジスの目からぽろぽろと溢れてくる滴
こんなにも綺麗な涙がこの世にあるなんて初めて知った。
JH「ありがとう、ジス」
JS「Aちゃんは強くて良い子だよ。ハニ、ハニはもう幸せになっていいんだよ。充分苦しんだんだから。今度は幸せになる番だよ」
見透かされてるんだろうか。
ジスもスンチョルもいつも俺が欲しい言葉をくれるから怖い。
失ったらどうしようなんて考える程に、俺は2人にも依存してるんだろう。
JH「…お前らには勝てないな」
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
