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あまりにも大きくなっていくハニの存在が愛しくて切なくて、でも嬉しくて
怖かった
これ以上彼に溺れたら、気侭な彼がいつか私から離れる時に私が壊れてしまう気がした。
明確な根拠も何も無いけど、いつかハニはきっと私から離れて行く。
突然出会ったあの日のように、その別れは今日かもしれないし遠い未来の話かもしれない。
いずれにせよ、それは絶対いつかやって来る。
そうなった時に私はきっと全てを捨てて彼を探すんだ。
毎日毎日彼は特に約束もせずやって来る。その日が来なくなったらと思うと不安で仕方なくなってしまう。
『怖いんです。ハニが離れて行ってしまう日が来るんじゃないかって毎日考えてしまうんです。それがどうしようもなく苦しいです…』
好きなんかで表せる感情なんかじゃないのは、私が1番分かってる。
これはきっと依存なんだ。
でもそれを口にしたら、誰のものにもならない彼は私から離れて行く。
SC「俺はAちゃんがハニを壊すのも俺は全然アリだと思う」
『壊す？』
SC「俺の口からは言えないけど、アイツもアイツで色々抱えてるからさ…」
アイスコーヒーがスンチョルさんの喉を通る。
ゴクリと動く喉仏に視線を取られながらも、私の頭の中はスンチョルさんの言葉でいっぱいだった。
ハニを壊す？
アイツもアイツで色々抱えてる…？
やっぱ私はまだ、ハニのことを理解しきれていないんだ。
SC「だからさ、これからも仲良くしてやってよ」
『無理です…私さっきハニが知らない美女と歩いてるのが嫌で八つ当たりして…もうハニには会えません』
ウォヌとの仲に割り込まれた時、私はハニにあんな大口叩いたのにいざ自分の番になったら八つ当たりだなんて流石に自分の性格の悪さに嫌気がさす。
いつから私はこんな奴になってしまったんだろう。
SC「ハニがAちゃんにもう会いたくないって言ったの？」
『いえ…私が合わす顔ないだけです』
段々下がっていく視線。
自然と膝の上で握り締めた拳はギリギリと力が強くなっていく。
SC「そんな事じゃハニは会いたくないなんて思わないよ」
上から聞こえた優しい声に無性にまた涙が溢れそうになる。
SC「縛ってみてよ、ハニを」
『でも』
SC「じゃ、俺はそろそろ行くね」
そう言って、ニコッと微笑んで立ち上がるスンチョルさん。
自分も慌てて立ち上がろうとすると、スっと肩に優しく手が添えられる。
SC「ここで待ってな」
とだけ言って彼は行ってしまった
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
