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そう言うと、待ってましたとでも言うように私とハニの間に入ってくる女の子達。
掴まれていた手はスルッと離れる。
「え、じゃあ一緒に遊びません？」
JH「は？」
「お友達さんも一緒に！ほら、一緒に遊びましょうよ！」
…お友達さんさんも一緒に、ねぇ…
無慈悲に立てられた見えない壁。私とハニを引き裂く壁。
嫌だ…
『あの、私達他に友達待たせてるんですけど』
「じゃあその友達も呼べばいいんじゃないですか〜？」
面倒くさそうにそう言う女子達。
いや分かるよ！？ハニの顔めちゃくちゃ綺麗だもんね！？惚れるよね！？でも流石に連れにその反応はっ…なんて心の狭い事を考えていると、
JH「たこ焼き買いに行こ」
『え』
女子達の群れをチラリとも見ずに私の手を引いて移動しようとするハニ。
女子の1人がハニの服の袖部分を引っ張ると、いつもの様に光の無い目で
JH「何？邪魔」
とだけ言った。
勿論その場は凍り付き、なぜか私もヒヤヒヤしている。
『い、言い方…』
JH「Aと来てんのに囲まれてムカついたし。いいじゃん」
ぎゅっと握られた手。呆然としている女子達を置いて歩いてくのは、性格悪いとは思いつつもやはり優越感が勝ってしまう。
JH「たこ焼き、何パック買う？」
『2パック！』
JH「OK〜」
あぁ、ダメだ
抑えきれなくなってきそうだ
ハニを想うこの気持ちは薄々…なんとなく気づいてる。
でもそれを自分は形にしちゃいけない
溺れちゃいけない
そんな理性を崩すほどの
JH「A！」
ハニの魅力。
・
『あのさ！』
JH「ん？」
『さっきはありがとう！言い方はまぁ良くなかったかもだけど…でもありがとう。あの子達になんかムカついてたから…ありがとう』
性格悪いのバレるけどいいや、どうせハニだし。
花火を見る場所の少し前で彼を呼び止めてお礼を言えば、少し考えた後に
JH「Aのいつも真正面からありがとうって言ってくれるとこ好き」
と言った。
その瞬間、ドカンと大きく打ち上がった花火。
その光に照らされて、キラキラと輝くハニの姿に一際大きく心臓が鳴った。
『…綺麗…』
JH「始まった！はやくジス達のとこ行こ！」
引かれた手はいつもより熱い。
顔も手も耳も、何もかもが熱くて仕方ない。
きっとこれは夏のせいだ
絶対…
JH「ん？顔赤い、大丈夫？」
『あ、暑いだけ！！』
暑いだけ、そうだ。
暑いだけ
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
