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あの後、ユンジョンハンは戻ってこなかった。
明日の練習もあるからと言って、気を使ってか顧問は早めに練習を切り上げさせた。
私は放心状態で片付けを済ませ、夕食も済ませた。
お風呂へ向かおうとしていた時、ふと誰かに肩を叩かれ振り返るとジス先輩が居た。
JS「今、いいかな」
『…はい』
いつもなら喜べるのに、妙に気分は落ち込んでいた。
そんな私をジス先輩は何も言わずにベンチへ座らせた。
JS「元気ないね…昼間のこと？」
『…はい』
JS「あのね、今から言うことはAを困らせたくて言うわけじゃないから、少しでも迷ってるならバッサリ切って欲しい」
『…？』
不思議そうに首を傾げると、ジス先輩は私の大好きなあの笑顔で
JS「僕、Aのこと好きだよ」
と言った。
好き…？
好きって…あの好き？
『そ、それは…』
JS「うん、恋愛感情」
分からない。
急に？だって私があんなに告白してもジス先輩は全然靡かなくて…
JS「僕ね、Aの前だと本当の自分で居られるんだ」
好きな人からの願ってもない言葉。
すごく嬉しいはずなのに、心のモヤが晴れない。
どうして…
JS「Aはどんな僕を見ても僕と向き合ってくれた。そんな僕を受け入れてくれてるAに甘えてたんだ」
『…ソアン先輩は？』
JS「ソアンは、Aが僕のせいでいじめられてることを教えてくれて…」
んんんんんんん？
ちょっと待って？ん？聞き捨てならないセリフ聞こえたけど？
『ジス先輩？あのですね、私いじめられてません。何なら学校の皆応援してくれてます』
JS「え？僕のせいで毎日呼び出しくらってるって…」
『くらってませんよ！？』
あの人つくづくやってくれるよね…
呆れてものも言えないよ。
JS「はは…なんだ、そういう事か…」
『え？』
JS「ごめんねA。それでもやっぱり僕のせいだ…本当に今まで君に甘えててごめん」
頭を下げるジス先輩。
そんな…嫌だ、私なんかのために頭を下げて欲しくない。
JS「ねぇA、今でも僕が好き？」
『それは、もちろ…』
JS「じゃあ、僕と約束して欲しい」
ジス先輩の瞳はいつも以上にキラキラしていた。
その理由は1つ、ジス先輩の目に涙が溜まっていたから。
JS「AはAの恋をして欲しい。ずっと僕を好きだったからって今の自分の気持ち抑えるのはやめて？」
ジス先輩は私の心の内だって見透かしてるようだった。
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます！ついに動きましたねぇジス先輩！嬉しいお言葉ありがとうございます！最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます！最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます！感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります！あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます！ (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ！よかったら私と……（殴）とても面白かったです番外編も楽しみにしてます！ (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年1月24日 17時
