ヒロインになりたい！【SEVENTEEN】

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JH「ん？何が？」


キョトンとするユンジョンハン。
誤解を生んでしまったこと謝らなきゃ…
でもそんな気持ち悪い嘘ついたって言ったら…
ユンジョンハンが離れて行っちゃったら…

怖い、怖くて仕方ない。


『その…』


JH「うん、どした？」


情けない。
恥ずかしくて仕方ない。


JH「どしたんだよ〜」


『私…嘘ついちゃった。ユンジョンハンと付き合ってるって言っちゃった…本当にごめん。変な噂広まったら…本当に本当にごめん…』


そう言って頭を下げる。
ヤバい、引かれたかも…
そう思ってると、頭にポンっと手を置かれる。


JH「まぁ…何があったかはお前が言うまで聞かないけど俺は別にいいよ」


『いいの！？』


JH「面白そうだし」ﾆﾔｯ


気を使ってるのか、そう言うユンジョンハン。
なんだなんだ、何でこんなに優しいんだよ…


『本当にごめん』


JH「だーから良いって言ってるだろ」


『でも…』


JH「次謝ったらジスに言うからな、お前がウジウジしてたこと」


なんでったってこんなに底なしに優しいんだよ、ユンジョンハン。
天敵なんて言って悪かったよ…(単純)


『私しばらくユンジョンハンに対して敬語使うし、ジョンハン先輩って呼ぶことにするよ』


JH「え、ダメ。それは無理」


『何でよ、人がせっかく…』


JH「何ででも。それはやだ。無理」


なぜか頑なに拒否する。
いつもなら「お前に先輩を敬う心がないのか」とか言うくせにね。何なんだ。


『せっかく敬ってあげようと思ったのに』


JH「てゆーか付き合ってる設定なら急に敬語使ったらおかしいだろ」


…確かに。


『…とりあえずほとぼり冷めるまでそういう事にしといていい？』


JH「別に気にしなくていいって」


罪滅ぼしのつもりでそこら辺に落ちてな毛玉をプレゼントすると、思いっきり睨まれる。
ごめん、これはふざけた。


JH「で、今から付き合ってる設定なの？俺ら」


『まぁ…昨日かららしい…』


JH「ふーん」


興味があるのかないのか。
まぁ死ぬほど嫌がってるわけではなさそうだしいいか…


JH「…でもお前いいの？ジスに誤解されても」


『だってジス先輩にはソアン先輩居るし…』


JH「まぁ、奪われたら奪い返せばいいからな。よし、ジス取り返すぞ」


差し出される拳にグータッチをする。

そうだ、イジイジするのはやめだ。
私のジス先輩に対する愛はこんな事じゃ終わらない。

いや、終わらせない。

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