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『…で、何でこうなった？』
JH「彼氏(仮)だからな〜」
『そこまでしなくていいわ！！！』
なんかノリノリだなユンジョンハン…
今日は送って行くと言って聞かないから、もういいやって諦めて送ってもらってるけども。
JH「…なんかお前本当に不憫だよな、好きな人に彼女はできるし、お前は俺と付き合ってるって誤解受けてるし」
『ちょっと、口にしたらグサッてくるから言わないでよ』
JH「普通に可哀想」
『貴様に脳みそと優しい心は無いのか？』
ニヤニヤと笑うユンジョンハンのみぞおち目掛けてタオルを振り回すも、あっさり奪われるタオル。
ちっ…
JH「俺さ、今お前の彼氏じゃん？」
『表上はね』
JH「ちょっと俺のことオッパって呼んでみろよ」ﾆﾔｯ
『やだね』
この顔は悪いこと考えてる顔だ。
ここでうっかり「オッパ♡」なんて呼んでみろ、永遠コイツに弱味を握られることとなる。
JH「お前彼氏にそんな事言うのかよ」
『(仮)付けろ！！彼氏(仮)だから！！』
JH「モテるのに誰とも付き合わないって有名の俺と付き合えてるのに随分上から目線だな〜」
『ケッ、女子共はアンタの何処に惚れてんのか分かんないね』
JH「顔だろ」
『え？』
急に低くなったユンジョンハンの声。
顔を見ると、目から光を失って何かを諦めたような顔でただ前を向いていた。
『…分かんないよ、アンタの中身を好きになってる人も居るかもじゃん』
JH「いねぇよそんな奴。それに、女にこの性格見せてないし」
『何で？』
JH「期待はずれなんだってさ。俺は俺なのに…だから女は嫌いなんだよ」
お前が今喋ってるのも紛れもなく女だけどなってツッコミたかったけどやめた。
街頭に照らされたユンジョンハンの横顔がもの凄く寂しそうに見えたから。
『誰にそう言われたか知らないけど、それでユンジョンハンが自分隠すのはおかしいじゃん。なんでアンタ自身のことを人の意見に合わせなきゃダメなの？私は本性隠してニコニコしてるアンタを見る方が気持ち悪い』
素直じゃない性格が邪魔をする。
私はアンタに救われたから。
今度は私が救いたいのに、この性格が恨めしい。
JH「…ふっ…ありがとな」
ポンッと頭に置かれる手。
ユンジョンハンの顔を見上げれば、照れたように笑っていた。
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます！ついに動きましたねぇジス先輩！嬉しいお言葉ありがとうございます！最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます！最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます！感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります！あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます！ (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ！よかったら私と……（殴）とても面白かったです番外編も楽しみにしてます！ (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年1月24日 17時
