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45 足止め ページ9

【side 太宰】

「うわ、最悪、なんで朝から蛞蝓と顔を合わせなきゃ行けないわけ」
「うるせぇ、放浪者、俺だって仕事じゃなかったらここに来てねぇよ」

Aが起きた、と敦くんから電話で聞き、慌てて寮を飛び出して来たのに、扉を開ければ中也と芥川君の姿。

「先程からずっと言ってるけど、私本当に急がないと行けないんだってば」

退いてくれないか、という前に中也の拳が飛んでくる。

「悪く思うなよ太宰、Aからの依頼だ」

拳を避けた拍子に呟かれた言葉に、目を細めた。

「……なんで君の口から彼女の名前が出てくる訳」

それにAちゃんからの依頼、て…何故彼女がポートマフィアに依頼なんか…

「真逆…」
「その真逆だ」

足止めを依頼されたのか…。



ねぇ…A…そんなに私に会いたくないの?



突然、芥川君の携帯から音楽が流れ出す。

「…時間か」
「意外と早かったな」

芥川君が電話に出るとスピーカーにしているのかAの声が電話から流れ出す

〔龍之介?私よ、もう飛行機に乗ったから大丈夫よ、ありがとう〕
「構わぬ、Aには借りがあったからな、これで貸し借りなしだ」

ポートマフィアに依頼で出入りしていたのは知っていたが、ここまで仲がいいなんてね

〔…ねぇ、これ、スピーカーにしてあるんでしょう?龍之介。太宰はそこにいる?〕

ちら、とこちらを見る芥川君。

中也が緩く首を横に振ったが

「嗚呼」

芥川君は素直に答え

「おい芥川!!」

中也が叫ぶ。

「すみません中也さん。僕も個人的に依頼を受けている身故に」

太宰さん、と芥川君が携帯を私の方に差し出した。

「Aが、話がある、と。」

芥川君から携帯を受け取り耳に当てると聞きなれぬ外つ国の言葉だった。

46 足止めー2ー→←44 口止め料



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さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» そんな昔のものまで見てくださるとは……! 嬉しいです!! こちらこそ楽しんでかけました、ありがとうございました!!これからも応援しております! (2018年7月1日 23時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
霧島沙羅(プロフ) - さにー☆彡さん» もちろんです!必ず読ませていただきます!ワンピの夢も面白そうでしたし全力で読ませて頂きますね!ありがとうございます!大切に保管し、使用させて頂きますね、本当にありがとうございました! (2018年7月1日 23時) (レス) id: d11fd893a6 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» はい! もし良ければご覧になって頂けると嬉しいななんて← ありがとうございます!! こんなイラストで良ければ、ぜひ好きなようにお使い下さい!! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
霧島沙羅(プロフ) - さにー☆彡さん» そうだったんですね!こちらこそありがとうございます!拝見させて頂きました!どちらも可愛くて語彙力が消えていく..!どちらも紹介させて頂いてもよろしいでしょうか?!私だけ知っているのが勿体なくて、皆様にもさにー☆彡様の素敵なイラストを見て頂きたいのです! (2018年7月1日 22時) (レス) id: d11fd893a6 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» ほんとに描いてて楽しかったです! 私も一作品文スト×REBORN書いたので、もうテンション上がってしまいまして← ありがとうございました!! (2018年6月29日 20時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧島沙羅 | 作成日時:2018年3月4日 20時

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