椿の主人は雲の幹部【REBORN！×サーヴァンプ】 (ページ12)

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トリップ９ページ12

【シャムロックside】

彼女が来てから2日ほど寝こんでいたがはや１週間。

若からA様の身の回りの生活を頼まれ、ここ数日一緒にいるが

昼前頃に起きてきて

昼食後は昼寝か武器の手入れ

武器の手入れが終われば私と共に他の下位吸血鬼に挨拶回り

1人1人、名前と特徴を覚え

時間があれば吸血鬼についての質疑応答
我々の事をちゃんとしろうとされる姿勢に胸が熱くなる時もある

若が帰ってきてから夕方から夜にかけて2人で散歩

深夜、コンビニに行く時もある。

そして日付が変わる頃に休まれる、といった流れだ。

そして今はいつもの質疑応答を行っている時間なのだが

「Aの生い立ちが知りたいな…だめかい？」
「僕も知りたい」

ヒガンの一言により、本日はA様のお話となった。
若も本日は休みであり、狐の姿となり、A様にブラッシングしてもらっている。

私に命じていただければよいのに…っ

「私？特に面白くも何も無いわよ？」
「暗殺部隊に所属していた時点で面白いと思うけどなぁ」

おじさんはそう思うよ？とつけたすヒガン。

「なら、昔話をしようかな。今日はお休みにしよっか、シャムさん」
「かしこまりました、では紅茶の用意をしてまいります」

すっと目を閉じ、語り出すA様。
私は紅茶の用意をしながらそっと耳を傾けた。