にゃんにゃん O6 ページ6
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「 きゃっ、」
『 あ、ごめんなさ………っ、 』
いつも通り廊下を歩いていると、思わず女性に肩が当たってしまった。
その衝撃で相手は倒れ尻餅をついた。
うわぁー、マジか。
…………おもくそに見えてる。
脚を開いているから不本意に見えてしまうのは仕方が無いのだが、仮にも俺は男。
若干熱が顔に集中していくのを感じ、俺は顔を逸らしながら相手の女性に手を伸ばした。
『 すみません、少しよそ見をしていて 』
「 ………い、いえ、大丈夫、です 」
『 ………早く手握って貰っていいですか 』
「 え?………っあ、すみませんっ……、!!」
自分の姿を見て察した瞬間、羞恥で顔が真っ赤になる彼女を見て必死だなとそっと笑みを零す。
慌てて差し出された手を取った彼女は立った時にバランスを崩し、自然と体は俺の方に倒れてきた。
『 なんか、慌ただしい人ですね 』
「 っごめんなさい………!!!」
『 お怪我はありませんか? 』
「 だ、大丈夫ですっ…… 」
『 なら、良かったです 』
…………、
「 っで、では!失礼しま、」
彼女は必死に俺から体を離そうとするが、俺はそれを許さず痣が出来た足を見つめ彼女に聞こえないようため息をついた。
『 ……ちょっと付いてきてください 』
「 あの、えっ? 」
顔を真っ赤にして焦る彼女の言葉を無視して、
そのまま姫抱きして保健室へと足を進めた。
「 ………せんせー? 」
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あんこもち(プロフ) - 夢主「女っていうかゴリラ」…あるふ(殴 (2019年7月9日 18時) (レス) id: 1c5e807086 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - 兎蒼さん» お楽しみにしている所大変申し訳ないのですが、今最終編を書いている途中で、ある程度お話書き終えてから公開する予定ですのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)ご迷惑お掛けして申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ありすさん» 面白いと言って頂けて大変嬉しいのですが今最終編を書いている途中でしてある程度お話書いてから公開する予定でしたのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ふわりさん» 今続編を書いている途中でして、ある程度お話を書いたら公開するつもりですのでそれまで待っていただけるとありがたいです<(_ _)>大変申し訳ございません(´;ω;`) (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
兎蒼(プロフ) - パスワードかかってて見れないです。気になるのにぃ… (2019年1月5日 11時) (レス) id: 12b1047a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むんく 。 | 作成日時:2018年6月23日 14時